なじみの風景・関係力

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かつては毎朝モーニングに通われていた方がみえます。

施設に入り、2年間の時間の経過?支援不足?によりその姿は変わっています。

そしていつしか街に、その方の姿があまりみられなくなりました。

 

「分かりません・・分かりません」

 

その方は起きている間中、つぶやきます。

でも最近毎日通い始めています。

通う姿は、職員とともにになりましたし、車椅子に変わりましたが。

喫茶店に送り届けた後、職員はその場を後にします。

4,50分くらい後に、11時出勤の職員がお迎えに上がります。

その間は喫茶店の中の皆が見守っててくれています。

 

そこに行けばなじみの風景、時間、関係があります。

日にもより、時間にもより、その顔ぶれは変化していきます。

 

「○○さん 私だよ 分かる?」

「今日は立ち上がりがスムーズだね」

「元気で頑張るんだよ」

 

その成果か分かりませんが、気持ち、気力が上がっているようです。

夜中に「おなかがすいたんですけど・・」と、今日も話されました。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2014年05月15日 Category:スタッフ日誌