ごもっとも
日本における65歳以上の高齢者世帯数は年々増えており、
独居世帯 約487万(23.3%)
夫婦のみ世帯 約634万(30.3%)
と、高齢者世帯の半分以上の世帯が、1人か夫婦のみの暮らしとなっています。
(2012年度調査より)
要介護者がいらっしゃる自宅の暮らしの中では色々な事がおきます。
この前訪問へ行ったところ、石油ストーブが使われていました。
確かに見た目も体感的にも温かいのですが、要介護のご夫婦世帯なので心配です。
火災、中毒、やけど・・・怖いですね。
平成20年度から24年度までの5年間に、110件の高齢者の石油ストーブ事故が起きています。
私達介護事業者が関わっている以上、そのような事にならないようにしなくてはなりません。
あとはもっていき方です。
「危ないですから、使わないように」
では、芸がなさすぎです。
考えた結果、「ごもっとも」と思える状況を作ることにしました。
業界の方はご存知、「パルスオキシメーター」を使用することにしました。
指に挟み、血中における酸素飽和度を測定する機械です。
「このストーブ少し臭いがするので、ガスがでていないか測定しますね」
と、この機器をストーブの前にかざし、計測しているフリをしました。
なんの関係もない機械ですが、それらしいと思いませんか?。笑
後は演技力です。
「ん~ 一酸化炭素の濃度が少し高いですね」
「このまま使用すると中毒になってしまいますよ」
と深刻そうに説明し、後ほど「ガスが出ているので使用は危険です」という張り紙をさせて頂きました。
すると、その翌日にはストーブをご主人が収納されていました。
使用をやめて頂くアプローチも「止める」ではなく、「やめなくちゃ」と思えるようなもっていき方が大切だと思うのです。(*その判断ができる方の場合)
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
昨日は節分
「春」が始まる前日、新しい一年が始まる前日に、
「これから始まる、新しい一年が、不幸や災いが無い一年になりますように」
との願いを込めます。
滝子にとっても、皆様にとってもいい年になりますように。
そして、「鬼=魔」と置き換え、「魔(ま)を滅(め)っする」という言葉から、
その年が無病息災で過ごせるようにと、豆(まめ)を撒くそうです。
(諸説あり 笑)
ということで、豆まき大会でした。
*最初の記事アップ時には、「誤字脱字が多いですね。お疲れですか?」と、大阪の仲間がわざわざ連絡くれました。
今の記事は直してありますが、 ありがたい事です。
今後もご指摘を!