はじめまして。

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昨年10月に波の女のグループホームに入社させて頂き、12月よりグループホーム2階の介護職員としてお世話になっています佐藤です。
よろしくお願い致します。

私がこの波の女の存在を知ったのは、さかのぼること去年の3月に瑞穂コミュニティセンター汐路で開催された、波の女役員でいらっしゃる和田行男さんの市民向け講習会「認知症の人の支え方とは」(たしかこのようなテーマだったと思います)でした。

この講習会に参加させて頂き、波の女のやり方を知ったときの素直な感想は、今までの私の介護職歴では考えられないような施設でびっくりした、というものです。
そのあと、ご縁あって入社させて頂きました(o^^o)

『認知症があっても普通の生活を支援しよう』『外出やお買い物に行くのは、普段私たちの生活には当たり前にあるもの。自分たちで食べるものは自分たちで獲得しに行こう』『自分でできる事は自分で』など、全てこちらで働かせて頂くようになってから強く意識するようになりました。

下の写真は、私が勤務するフロアの入居者さんであるUさんです。
実は私は、Uさんの入浴介助をさせて頂いても入浴に至ったことは今までまだありません。
Uさんの入浴介助をして入浴に至った他職員にどうやって支援したのか聞いて、アプローチを変えてみても私がお声かけすると普段着からパジャマへの着替えはされても、入浴にはならないのです。

どんなお声かけをしても入浴には至らないので、先日Uさんに「お風呂は嫌いですか?」と聞いてみました。
すると、「今色々と段取りがありますので…」とか、「主人が帰ってきますので…」など、いつもの可愛らしい笑顔でそうおっしゃいます。

そんな中、入浴介助に成功しているその職員に先日もう一度どんなお声かけをしているか聞いてみると「入浴剤を入れてみましたので、入ってみませんか?と誘ってみましたよ」と聞き、先日の夜勤の際の入浴介助のとき、用意して頂いた入浴剤で、Uさんに好きな香りのを選んでもらってから早速実行してみました(o^^o)

しかし、結果は・・・写真のように入浴剤をご自分で入れてお湯をかき混ぜて脱衣室で普段着を脱いで頂くことはできましたが、すぐに入浴後の着替えとして用意していたパジャマを着てしまいました…


私は勤務に入ると、『次はこれをやって、その次はこれをやって・・・』と流れを自分なりに考えて、その流れが狂ってしまうと、バタバタしてしまいます。

そういう焦りがいつもUさんに伝わり、お声かけをするときに話し方が早くなって認知症であるUさんを混乱させているのかもしれません。


私はこの波の女で働かせて頂くことに決まったときは『入居者さん主体で働きたい!!!』と思っていたのに働いてみると、いつの間にか業務の流れや雰囲気を気にしている自分がいます。

業務の流れや雰囲気も大切ですが、入居者さんの気持ちや状態を感じとれる、そんな専門職を目指していきたいと改めて感じています。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。




Published by グループホーム2F 佐藤

2013年06月02日 Category:スタッフ日誌