可能性
Published by i
今月から新しい利用者さんがクラブ滝子
(小規模多機能)に登録されました。
60台前半なのですが、認知症(アルツハイマー病)を
発症され、要介護の認定がおりた方です。
確かに短期記憶障害はありますが、
言われなければ分からないですし、
なにより体はお元気な、若々しい方です。
ご自身のペースで歩いてクラブへ毎朝来られて、
健康チェックや必要な支援を行い、
帰られる時もありますし、
だいぶ年上のお姉さま方(他利用者さん達)と
交流され、昼食を食べて帰っていかれる時もあります。
「有する能力」を引き出し、やれる事をやって頂くのは
この方にとっても大切な事でありまますが、
能力が結構ありまして、生活行為中心の
(買物、調理、洗濯、掃除等)
今までの支援だけでは、足りないかな?
という事で、普段は職員が中心でやっている、
居室内の清掃をお願いしたところ・・
(有する能力がある方がみえれば、
ご自身の部屋の掃除はやって頂きますが)
ベッドやイスを移動させ、その下や縁を徹底的に
行われています。
30分ほどかけ、室内の床だけでなく、
窓のサッシや外のベランダの方まで一人で
掃除されていました。
こちらの予測以上の活躍には、
驚きと、喜び(施設がきれいになるという職員都合です)
でいっぱいです。笑
であればという事で、施設の外回りの整備も
行って頂きましたが・・
見事な力仕事と、仕上がり具合には脱帽です☆
誰だってありますが、可能性を模索するのは
楽しい仕事ですね。
さぁて、次は一緒に何をしようかな♪
いろいろと楽しみが増えてきたこの頃です。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2020年03月23日 Category:スタッフ日誌