エネルギー発散
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昔新聞をとっていた方なのですが、
時々、「新聞をとっている事」に戻ってしまわれます。
今は「とっている新聞」はないので、
「盗られた」となってしまう事が多いように思います。
そんな事を言われるある日、
「ありますよ」「ポストに入ってましたよ」
と、古新聞を渡してみました。
盗られた?と思っている新聞が現れると、
次のやりとりが始まります。
「この前の日のは?」
1日前の新聞を探し出して渡すと、
「もう1日前の新聞は?」
と次々確認事項が続きます。
「盗られた!」というマイナスの感情の
エネルギーの発散や受け止めが必要なのでしょうが、
「盗られてない」といわんばかりに
新聞の現物が現れるので、ますます
マイナスの感情のはけ口がなくなって
猜疑心は深まっていく感じになりました。
「何かおかしいな?」
現物がでてきても「納得できない」
そんな感じです。
受容、共感して
「それは大変です」とマイナスの感情を
共にした方が落ち着きは早かったのかもしれませんね。
時間と共に落ち着かれましたが、
状況に適した発散の方がいいかもしれませんね。
次は受容、共感で対応してみたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2022年08月24日 Category:スタッフ日誌