コミュニケーションって?
「コミュニケーションは大切」
介護職であれば誰だって分かっていることです。
でも難しい・・・
特に実習などで言われる側になるとこれがまた・・・
ですよね?実習生の皆さん。
そもそも「コミュニケーション」とは何なのでしょう?
語源は「コムニカーレ」等のラテン語から来ているとのことです。
その意味は・・・
「共有する」という意味だそうです。
表面的に話そうとしたり・・
沈黙を恐れて何かを話そうと内心あせっていたり・・
話そう話そうと思えば思うほど逆にいまくいかなくなることも。
それは一方通行になりかけているのかもしれませんね。。。
話さなくちゃ、何か話さなくちゃ・・・
コミュニケーションは「共有」です。
相手の思いと、自分の思いを「共有」するために、
「言葉」や「声のトーン」や「表情」や「しぐさ」などを総動員して相手とキャッチボールをしていきます。
「私は山の見える景色が好きなんです」
「僕もすきなんですよ」
「・・・」
表面的なやりとり。
これでは「共有」できていないわけです。
「どんな山?」「高い山?低い山?」「富士山?」「緑の山?紅葉した山?白い雪山?」「春夏秋冬?」「自宅から見える山?旅行に行く時に見える山?」・・・・
相手の発した言葉を自分の中で想像してみる。
でもその想像したものが相手と一致していないことが多いのが現在の社会です。
それを表面的に受け取って、分かったつもりでいては「共有」の域までは達していない、コミュニケーションを図れていないということになっています。
相手の発信する「言葉」「トーン」「表情」「しぐさ」等から一生懸命想像してみる。
自分の先入観をちょいと脇に置いておいて、「相手」の頭の中で想像している絵をコピーできるように一生懸命聞いてみる。
でも情報不足・・・
ですから、その相手の言葉の意味を探っていこうとする姿勢が大切になっていくのです。
「どんなの?」「何?」「どういう事?」「こういうこと?」
そこがコミュニケーションのスタートになるのではないでしょうか?
うまく話そうとするよりも、話を続けなくちゃとあせるよりも、ちょっとした相手の発した言葉に耳を傾け、一生懸命想像してみる。
でもきっと簡単にはわからない。
特に自分に経験がなかったり、見たことがなかったり、時に認知症の方だったりすると、????
だから「熱意」をもって、「あなたの言ったことはこういうことですか?」「もっと教えて下さい」
それが相手の話を「聞く」ということであり、「相手の存在を認めている」サインとして相手に伝わり、信頼感を勝ち取っていくのではないでしょうか?
人は自分の存在感を求める生き物なのですから。
自分だけで自分を満たしていくことが難しい生き物なのですから。
だから「自分」を満たしてくれる「誰か」を必要としているのですから。
そして、相手を満たすことで自分が満たされていく生き物なのですから。
そのためにも自分の方から「熱意をもって聞く」これが大切なんだと思います。話すよりもね。
確かに色々なテクニックはあります。
でもその入り口は「共有」するために一生懸命「聞く」「話そうとする」態度が大切なのだと思います。
まぁ、実習生には、「コミュニケーション」の意味と、その相手の「情報」や「特徴」を伝えてあげないと、キツイ時間空間になっていくのは目に見えている訳です(笑)
今回の実習前に、そのような段取りをしてあげれなくてゴメンナサイ×××
頑張れ!!実習のみなさん☆☆
Published by 井