コンセプト
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本日出勤するとリビングのテーブル2つが離れていました。
理由を聞くと、食事中に口から出してしまう方と、それを見て食欲がなくなってしまう方がみえるので皆で相談し工夫したとの事。
考えた末の配置変更だとは思いますが、「もうひと踏ん張り、皆で考えひと工夫ほしいなぁ」とお伝えしました。
なぜなら・・・
ホームページ内の施設案内欄に、このような案内↑↑をさせて頂いているという事を
再度、現場スタッフさんに意識してほしかったからです。
(読みにくい場合はホームページ内の案内をご覧下さい)
最終的にそのような配置もあり得ますが、皆で考え、意見交換をし、工夫を行ったけど
どうしてもうまくいかない場合の一手であるかどうかが大切です。
テーブルを離すのは「人間関係を切る」事になります。
また、職員が人間関係や起こっている不具合を調整できなかったという調整力不足という
側面を露呈してしまっている事にもなります。
工夫や調整がうまくいかない時に「引き離す」という安易な方法をとるのは、専門職でなく素人でもできる方策です。
最終的に離す事になったとしても、そこに至るまでの過程(チームとしての挑み・工夫・意見交換等)をちゃと辿ったかが重要だと思うのです。
共同生活への支援は、様々な段取り・調整が必要ですし、なぜそうしているかの方向性・コンセプトも大切になります。
現場の職員さんは会社のホームページに何が書かれ、チームがどこに向かい何をすべきか確認し、実施できるようにしていかなければならないのだと思います。
それがその会社に属しているうえで大切な意識付けと役割なのではないでしょうか。
今一度、自分達がどこに向かっているか確認してみませんか。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2015年03月09日 Category:スタッフ日誌