サイン

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あっという間に12月。

雰囲気、心理的に、気ぜわしくなってくるのは

私だけでしょうか。。

ただでさえおっちょこちょいの自分ですが、

焦ると色々ミスをしがちですので、

気を付けていきたいと思います☆

 

11月の中旬くらいの事ですが、

言動が大きく変化した利用者さんがみえました。

もちろん認知症という状態からくるもので、

理解力、判断力のズレ、ものとられ妄想、

作られた記憶もあれば、記憶障害もあります。

 

覚えておいてほしい事は忘れ、

忘れてほしい事は覚えたままという、

よくあるあるの状態ですね。泣

 

職員に対しての言動ならまだしも、

(少しありましたが)

主に他利用者さんへ矛先が向いているので、

常に関係性の調整や先回り、後フォローで

1週間ちょっとがバタバタ明け暮れました。

12月現在ほとんどなくなりましたが。

 

ある程度しっかりされている部分も多い方なので、

マイペースで過ごして頂いている方でした。

今思うと任せっきりで、感謝や労い、コミュニケーションが

足りてなかったように反省しています。

 

突然、結構強く他利用者さんへ絡みだされ、

言いがかりをつけたり、大きな声で叫んだり、

叩こうとされたり等々、職員は必ず急ぎで間に入り、

関係性の調整を行わないといけない状況が、

日夜と通じて繰り返されました。

 

この事をきっかけに、職員全体でコミュニケーションの

質や量を増やし、その方への意識を高め、

医療や家族との連携を図り、職員皆で

あれやこれやと対応を続けました。

 

そうしたら、ゼロとまではいきませんが、

ほとんどなくなりました。

ちょっと拍子抜けするくらいに。

再び起きる事は必ずあると思いますが。。。

 

その方にとっては、積み重なるストレスや不安が常にあり、

ある時その我慢できる限界点を超えてしまったのではないかと、

想像します。

そして「私を見てよ」「私はここにいる」という「サイン」を

出されたのではとも想像しているところです。

 

人は自分の存在を認めてもらいたい生きものだと思うのですが、

それが足りない時、何か目立つ事をして注目を浴びたいと心理が

働いてもおかしくないように思います。

 

まぁ、正確な事は誰にも分からないと思いますし、

本人でさえ分からない事かもしれませんが、

いい事をしていても認められた感がたりなければ、

逆の事をしてでも気を引きたいという心理が働いても

おかしくないのではないかと思っています。

これは私たちでも認知症という状態にある方にとっても同じだと思います。

 

そんな悪循環に陥らないように、

人間関係の土台であるコミュニケーションや労い、感謝の気持ち

を積極的図っていかなければと反省した11月の出来事でした。

 

滝子通一町目福祉施設 施設長 井 真治

2021年12月01日 Category:スタッフ日誌