ストーカーケア
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久しぶりの小規模多機能での勤務時の事。
現在連泊中の利用者さんが夕食後に
「ちょっと近所の友達のところへ行ってくる」
との事で一人で外へ出られました。
迷子や転倒のリスクは少ない方だとはいえ、
要介護の状態にはある方なので、
さすがに一人では・・
と思い、久しぶりの「ストーカーケア」を実施しました。
同じような路地を3ケ所、4ケ所、
時々表札を確認しながら、友人宅を探されていました。
なかなか目的地へたどり着けないようです。
15分くらい歩いたところで、
引き返し始めたのですが、そこで
見た風景に見覚えがあったようです。
表札を確認すると、玄関からそこの住民に
声をかけられました。
「〇〇って明日ある?」
「10時半に始まるんなら、
10時15分くらいに来るわ」
そんな会話を、家の横から盗み聞きさせて頂きました。
そのあと、宿泊中の施設方面へと戻り始めたので、
自分も別ルートで先に戻り、
フロアへ申し送りました。
ストーカーケアにて得た情報からは、
交友関係、方向感覚や歩行能力、
過去の情報の引き出しや、
翌朝までの記憶保持能力等様々な情報が
得られました。
ただ、やはり、
後ろからついていったり、
写真を撮ったりと、とても怪しい自分。
時々通過する近隣住民の人には、
どう見えてたのでしょうか?
まっ、そこは仕事と割り切ってやるしかないですね。
「ストーカーケア」
の認知が地域住民の方々にも広まりますように。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
翌日、小規模の主任より、
「言い忘れていましたが、GPSシューズを
活用し始めているので、一人で出てもらっても
大丈夫ですよ」
・・・って、早くゆってよ!
いや、情報収集していない自分がいけないのか!
とほほ。
ストーカーケア VS ハイテク の勃発ですな☆
2022年05月03日 Category:スタッフ日誌