ペース配分と配慮

Published by i

午前、午後と1日2回、食材を購入しに往復1.5kmを歩きます。

 

職員が支援に付き添うのですが、仕事をしないとこの通り。

(安全を確認した上でです)

どんどん先へ行ってしまう方、置いていかれる方。

 

 

一緒に歩くは要介護であり認知症も有する方々です。

認知症+性格+身体能力+環境によりこのようにバラバラになってしまうのは当然の結果です。

ですから職員が仕事をしなければなりません。

 

その日、その時で買い物へ行かれる顔ぶれは異なります。

その都度、個々の能力と群れ全体の動きを予測しなければなりません。

二人か三人の職員が互いに協力し合いながら、あ・うんの呼吸で群れをリードします。

リードと言っても「連れて行く」にならぬように配慮が必要です。

可能な限り能力や主体性を前面に出せるように支援します。

 

群れの中で一番遅い方やリスクが高い方に合わせる必要があります。

そして身体能力がある方をさりげなくリードする必要があります。

 

 

ただついていく、連れて行くとは異なり、高いスキルが要求される生活動作支援。

滝子の職員はたいしたものです。

 

それにしても、いつも声をかけて頂けたり、一緒に歩いて頂ける近所の方々の存在はありがたいものです。

 

 滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

 

2013年12月11日 Category:スタッフ日誌