先入観

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ある男性利用者さんが、リビングで席を立ち、

角の方へ行かれ、ズボンのチャックに手をかけようとされていました。

(ように後ろからは見えました)

時々、外で「立ちしょん」をされる方です。

 

「皆の前で、されてはマズイな・・」

とっさに寄り、小声で語りかけます。

「○○さん。トイレはあちらにありますよ」

 

 

返ってきた答えは・・

「いや、ちょっとあそこが痒いからかこうと思って」

 

「しまった!!」

 

皆の前で、ズボンに手を入れ、ボリボリ?かくのはよくないと

判断されての行動だったのでしょう。

 

経験に基づく予測力を発揮し、本人のため、周りのみなさんのためにと、

勝手に先回りしすぎた結果が今回の出来事でした。

そのやりとりを見ていた近くの方には、「あの人は何やってんだ!」と言われたり、

思われた方があったと思います。

そっと見守っていたら、さりげなく事は過ぎた場面でもあったと想像します。

 

この方の行動をもう少し見極める必要がありました。

いや、「先入観」や「レッテル」を一方的にかけてしまった自分がいたという事でしょう。

 

先入観:前もっていだいている固定的な観念。

    それによって自由な思考が妨げられる場合にいう。

               実際の体験に先立って,ある特定の対象に対してもつ主観的価値判断。

レッテル:人物や物事についての断定的な評価。

 

「予測力」いきすぎると「先入観」

気を付けていきたいと思います~☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

穏やかな日が増えてきましたね♪

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桜もいよいよ本番を迎える名古屋です☆

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2018年03月25日 Category:スタッフ日誌