入居者の行動力に「乾杯」「完敗」

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本日夕方、グループホームの入居者さんが、「下着を買いに行きたい」と申し出があった。

昔から行っていた近所のお店(往復1キロぐらい)だから一人で行けると言われる。

スタッフは一人でやり遂げる事ができるか確認のため、後からついていく事にした。

 

ここまではよかったのですが、付き添いをするスタッフに外線☎が入り、3分?程対応している間に一人で行かれてしまったとのこと。

普段はボチボチゆっくり歩かれる方なので、すぐ見つかるかと思いきや・・・

どの道を見渡しても姿が見つからず、すぐに3名で探しに出ました。

 

探している途中で、近所に救急車が到着し、緊張が走る場面も。

結果、30分くらいした時に、下着を購入して施設へ戻ってくるご本人を発見。

事なきを得ました。

 

今までは積極的に行動される姿はあまりない方でしたので、今回の行動には「乾杯」です。

反面、一人外出するには転倒のリスクもあり、見失ってしまった私達は「完敗」でした。

同じミスを繰り返さないようにしなくてはいけませんね。

でもご本人は、満足気な顔で戻られていました。

 

まぁ、無事に歩ききった体力を持っていたのは、日頃の市場への買い物(往復1.5キロ)の成果だと思います。

あと、自由に外出したい、できるという感覚を持てる暮らしも、施設方針の成せる技であると思います。

 

今後も体力作りと、主体的な暮らしの支援に力を注いでいきます。

「救急車はどこ?どこ?」

(近所に来た救急車を見ている近所の方と入居者です)

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

2013年07月17日 Category:スタッフ日誌