勉強会
先日、滝子通一丁目福祉施設で行われた職員勉強会の様子です
テーマは介護職向けの医学、特に高齢者に多い疾病の復習と対応等でした。
講師は、当法人と「災害支援法人ネットワーク」などを通じて交流している医療法人社団聖仁会戸谷医院院長です。(赤いTシャツ姿の方です)
とてもわかりやすい説明、またとてもフランクな方なので、日ごろ職員が何気なく感じている疑問をぶつけやすく、「そうかー」と落とし込みやすい勉強会となりました。
介護職員にとって、やはり医師の方って・・・ね。どちらからかは別として、壁を感じやすい時、ありませんか? でも、そんなこと感じさせない方です。
ところで、上の写真に写っている後頭部の方は・・・
小規模多機能型居宅介護利用者のAさんです。
ぴんと背筋を伸ばし背もたれない椅子に座っておられます。
熱心に資料を読みこんでいらしたと思ったら、ふとこの部屋を出て行かれ、次に戻られた時には眼鏡をかけていらっしゃいました。
☆資料を読もう・読みたい→ちょっと見にくいかな?→しっかり読めるように→眼鏡がいるぞ→眼鏡を取ってこよう→眼鏡があるのは、あの部屋→席を立って→部屋に行って→眼鏡を見つけ→眼鏡をかけ→さっきの部屋に戻るぞ→この部屋だ→入ろう→ここに座ろう→着席→さて、と・・・☆
「自分の意思を行動に移す」
日ごろはいろいろな事、物、人に興味があり過ぎて「一連のながれ」を通してやり遂げられることが割と少ない方ですが、この時はよほど勉強会に興味があったのでしょうね。集中が途切れず、ご自分の意思を行動に移し、そしてやり遂げてくださいました!!
勉強会はもちろん大きな学びだったのですが、このAさんの姿がすごく印象に残った日でした (^^)
こういったことを目にできた時、人は最期まで可能性を持っていると実感できるこの仕事の醍醐味を感じます
㈱波の女 代表取締役 加藤 千恵