原点回帰

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スイカのカットがパッケージされて販売されていました☆

時代はどんどん進んでいるのですね。

(ちなみに値下げ品大好きです♪)

 

今の時代、何をとっても、新しい、進化、発展、次のステップ、さらに上、その先、よりよく・・・

どこまで時代・文化・人類は進歩していくのでしょうか。。。

 

人が文化的で豊かに暮らすために、生き残るために、皆凌ぎを削っている中で、

介護の業界はどこに向かっているのか、時々分かりにくくなってたりします。

 

元気なうち、お金があるうち、若いうちはいいのかもしれませんが、

不本意に、病に侵されてしまったらあきらめるしかない。。。

プロ、専門職にお任せしても、豊かな暮らしとはいいにくい現状があります。

 

介護も進化する部分が必要ですが、きちっと「人」「人生」「命」「生活」「生きる」といったシンプルでもあり、

もっとも重要な土台を、より追求し、大切にしていかねばと思いますし、そこにこの文明の進化とリンクさせねば、

なんのための発展・進化か!?と考えてしまったりしています。

 

個々が、自分だけが豊かであればいい。

そんなの違う。。。

 目の前の苦しんでいる方々が、少しでも豊かになってもらえたら。。

 

人は自分が幸せになるために生きる生き物ではなく、

誰かのために生き、その目の前の方から幸せを感じる生き物なのではないでしょうか。

それを仕事としてできる「介護」って、もっともっと素敵で輝く業界であってほしいと切に願います。

 

今一度、原点を見つめなおしていきたい—

そんな時には、このメッセージはどうでしょう。

 

和田行男・作

私はすべてを失ったわけではありません
どんなことでも まず問いかけてみてください
何でも まず私の意思を確認してみください
食べる 食べない 行く 行かない 暑い 暑くない?
どうしたのって 聞いてみてください
訳のわからないことを言うかもしれまあせんが 私は病気です
痴呆状態にあるのです 進行性の難病といってもいいでしょう
察してください ようく見てください

私はすべてを失ったわけではありません
まだまだ若いものに負けないこともたくさんあります あると思います
でも 若い頃と同じようにはできないでしょう
あせらせないで じっと見ていてください
見ていて 少しだけ手を貸してください
人間の機能や能力は使わないと使えなくなると 若い頃に聞きました
生きるためにたたかう力はまだまだ・・・・・

私はすべてを失ったわけではありません
外だって自由に出たがるでしょう 雲や星が好きです
外に自由に出られるようにしていてくれさえすれば 自分ででかけます
でもきっと目的地には着けないでしょう 戻れなくなるでしょう
そっとついてきてくれると嬉しいです
とまどったり 不安げになったら そっと傍に来て
どうしたのって声をかけてください
きっとあなたのことが天使様に見えるでしょう

私のことを笑ってくれていいですよ
きっとおかしなことを言ったり おかしな恰好をすることでしょう
でもお願いです 陰で笑ったり 自分一人だけで 仲間同士だけで笑わないで
私にも笑っている訳を教えてください
きっと私も笑いの仲間に入り いっしょにおかしむでしょう
だって おかしいことはおかしいと 私にもわかるから

私はすべてを失ったわけではありません
私のことを痴呆老人なんて呼ばないでください
私の名前は 和田サンです
私のことをわがままなんて言わないでください
私はあなたと同じ人間です
ただ 痴呆という難しい状態になっただけです
私の努力では 止められないんです

 

 

「人として生きる」を応援し続けていきたいですね☆

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介護職は、上を見て、胸を張って仕事をしていきたいですね♪

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2017年07月23日 Category:スタッフ日誌