取戻し
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以前はしょっちゅう喫茶店でモーニングをされていたBさん。
現在も小規模多機能・クラブ滝子において、自宅での暮らしを応援させて頂いています。
しかし最近は、排尿のトラブル(失禁、尿臭等)が続き、着換えや入浴の必要性からクラブ滝子へ通う頻度が上がってきています。
そうなると、当然いきつけの喫茶店通いの頻度は減っています。
「このままではまずい!」
という事で、失禁に対応しながらも、地域社会生活の取戻しを目指す事がクラブ滝子の使命ですので、皆で知恵と予測力と実行力をもって取戻し作戦を実施中です☆
今日は訪問サービス実施後に、喫茶店へ行って頂きました。
喫茶のママに
「今までズボンの濡れや臭いが気になっていたかと思うけど、これからはしっかり仕事しますね」
と伝えると、
「いえいえ、うちのイスは簡単に拭けるから大丈夫よ(笑)」と。
なんという寛大なお言葉。
地域資源の理解・協力は、認知症という状態にある方にとっての生命線ですね。
ありがたやありがたや。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2017年02月10日 Category:スタッフ日誌