吹き込む風
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蒸し暑かったり、肌寒かったり。
この時期は気温差や湿度の変化が大きい季節ですよね。
気温をつかさどる太陽の熱照射量は、日々でそう変わらないのに、なぜこのような変化が起きるのか?
それは日本を包み込む空気によって、多くの影響を受けるのだと思います。
湿った暖かい太平洋側の空気に包まれる時と
乾いた太平洋側の空気に包まれる時など
吹き込む空気、風によって過ごしやすくく、過ごしにくくもなります。
このような現象は介護現場でも同様です。
利用者・入居者さんの住む・過ごす場所の「空気感」「風」をもたらすのは、
職員そのものではないでしょうか。
「熱」「笑」「楽」「明」「爽」「賑」「温」的な空気を吹かす職員がいる時
「冷」「固」「硬」「苦」「怒」「哀」「泣」的な空気を吹かさないまでも、オーラを出す職員がいる時
私たちはその空間・時間を
「豊かな空間」にも、
要介護状態の高齢者の面倒をみる
「冷えた空間」にもする人的環境の影響力を持っているという事を、しっかり自覚したいものですね。
もちろん職員の空気感だけでなく、職員との掛け合いの中で、自己表現できるお年寄りの存在感も大きいものとなります。
滝子でも、いつも豊かな空間・時間がある訳ではありません。
ですので、少しでも豊かな場面が増えるように職員間で意識し・声を掛け合い、努力し続けていかんといかんですね。
なぜなら私たちの仕事場は「人」が生きていく、生きている場所なのですから
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2017年07月01日 Category:スタッフ日誌