地べた
畳に座り込み、洗濯たたみ♪
滝子の施設では、畳のスペースが結構あります。
まず、全居室26室が畳(ベッドの必要な方は畳の上に置いています)
入居者が使用する事もありまので、職員事務所も畳(グループホーム)
小規模の一角も畳です。写真の敬之さんは、その一角で自ら洗濯タタミをされていました。
敬之さんは足が痛む時は、歩行不安を解消、能力に応じた移動手段として床を這って移動される事があります。
畳が多い介護施設はあまり多くないと思いますが、どうでしょう?
床が柔らかく、転倒時の衝撃が少し緩和される事や、見た目に家庭的であったりしますが、
歩行不安定な方が、這って移動したり、床に座り込んでいても違和感がないのも大切な要素です。
日本の家屋や環境が洋式中心になると、椅子とテーブル、ベッドの暮らしになってしまいます。
そうなると、ギリギリ歩いている方は危ないという事で、「車いす」になってしまいがちですが、
日本の従来の家屋での暮らしの中では、「這う」という移動方法が移動の選択肢にふつうに入っていたのだと思います。
ぴかぴかの床で這っていると違和感がありますが、
畳の上で這っている分には違和感はないですよね。
「自分の意思を行動に移せる」
ってとても素敵な事ですよね。
這っているのはおかしいという事で歩行不安定な方が、車いすに座っている事がよくあると思います。
そうなると、「座った後は誰かが押す」という受け身、依存的になりがちですよね。
「移動は自分の力」でから、誰かが押す、誰かに頼むという中間に「這う」がある場合があると思います。
そんな環境を、個人の事情、能力に応じ「地べた」を有効活用していけたらと思います~☆
(*個別の身体能力や習慣、環境、がある事でので、皆にすすめている訳ではありません)
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
8月12、15日のブログでUPした脱走事件が先日再度勃発!
今回は探すのをやめて、再度同じアプローチをして待ってたら、朝方4時過ぎに帰ってきました~☆
こうなると、脱走ではなく、散歩か? 笑