「行方不明」から何を学ぶ?
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本日夕方、野村さんが行方不明になりました。
職員総出で捜索する中、約3時間後に警察で保護され施設へ戻られました。
最初部屋に入ると不機嫌でした。
家の近くまで行かれたものの、たどり着けなかった模様。
発見現場は施設より6.5kmほど行かれた場所で、自宅より1km先でした。
疲労感はあるものの、怪我もなく無事に戻れてよかったです。
おかしいと感じた方が、後をついていきながら通報してくれたのが発見のきっかけでした。
その影で、どれほどの方々が尽力して頂けたのでしょうか・・・
施設近所の方々も心配し捜索に加わりました。
野村さんのご家族も加わりました。
瑞穂区のSOSネットワーク関係の方々も。
名古屋市全域の警察、消防の職員の方々も。
皆、必死に一人の命を守るために捜索して頂けました。
心より感謝申し上げます。
その反面、ご本人にとってはきっと「自宅に戻る」とあたりまえの感覚と、付き添いや見守りのない主体的で有意義な3時間だったのかもしれませんね。
課題は、あと一歩で自宅に帰りつけなかった事でしょうか。笑
どうせなら、自宅に帰りつけるようにルートの確認をしながら「自宅にたどり着ける」支援を試みたいものです。
帰ってきてからの風呂場にて。
保護しにいった警察官に、噛み付く等の大暴れをしたそうな。 たくましい・・
主体的というか、本能的というか・・・思いを行動に移せるって素敵ですね☆
それを見守り、寄り添って頂ける近所の方々も素敵ですね☆
職員も入居者・利用者、施設も、地域の助け合いの中で生かされ活かされているのだと思うと心が温かくなります。
さて、地域の方々へ何を還していきましょうかね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2014年02月24日 Category:スタッフ日誌