夜更かしケア
「中高年になって夜中に何度も目が覚める人や、朝早く目が覚めてしまう人は、朝の光を浴びないことが大切なポイントです」
そんな記事を先日見つけました。
最初この記事を読んで、「???」となりました。
今までの自分の知識は、「朝の光で体内時計をリセットする」ということでした。
確かにその事実はあります。
それを意識して仕事の中でも利用者さんに午前中に光を浴びて頂き、夜の睡眠に繋げるアプローチを意識してしてきたつもりです。
そんな中で、冒頭の記事です。
若い人には、午前中の光は必要かもしれませんが、中高年者には違うという事だそうです。
「無理のない範囲で、午後や夜に光やライトを浴びて、できるだけ夜更かしして下さい」
「睡眠時間は精々6時間なのです。細切れに寝るよりは、コンパクトにぎゅっと詰め込んで切れ目なく寝た方がいいです」
「長く横になっていると、その分だけ睡眠が伸びるという発想は間違いです。むしろ寝床で目が覚めている時間が長くなると、かえって緊張が高まって寝れなくなります」
「早起きは、さらなる早起きを招く悪循環の基」
とも書かれていました。
日テレのBS番組でも放映されていたようです。
利用者の状態は別にして、自分自身のリズムを振り返ると「あるある」です。
年齢によるものもありますが、現在超朝型人間になってしまっており「おじいちゃん」と言われてしまっています。(笑)
利用者さんの睡眠環境は、20時くらいには横になっていて、朝は6,7時くらいまでの10時間、11時間「寝る」ではなく、横になってもらっている事が多いです。
もちろん全員という訳ではありません。自分のペースがある方は9時10時11時まで自由にされている方もあります。
全介助やそれに近い方は、夜勤者一人になる前に横になっているという事業所都合になっている事が多いと思います。
そんなに早く横になって、朝までの長い間、ずっと寝ていられないのは経験的に分かっています。
もう少し夜更かしできて、睡眠をぎゅっとコンパクトにとれる工夫が必要かもと思うと、夜勤者の考え動きを変えるか、夜は22時23時までの超遅番勤務、が必要になるかもしれませんね。
個人ごとの病気や体調によって、睡眠環境や朝夕のリズムを考え直していきたいと思います。
冒頭の話に戻りますが、どこまでが真実・事実かは分かりませんので、もっと情報を集めて勉強して、利用者へのアプローチに活かせないか考えたいと思います。
日中の利用者さんの状態を見ていると、もう少しメリハリのある暮らしの組み立ては必要だと思っていましたので。
朝の光を浴びない
無理のない範囲で夜更かし
介護の中で、この方法でうまくいっている事例情報下さいまし。笑
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治