嬉しい話

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「この施設で働こう」

就職希望の方はそう決心する前に、その会社について色々調べたり考えたりするものです。

 

今月から入社された職員さんは、こんな理由も入社の決め手となったようです。

近所(施設の)に知り合いがいて、「あそこはいい所よ」と言って頂けたとの事。

 

その近所の方とは・・

これまでに何回も入居中のお年寄りと接点があるお宅でした。

 

その接点とは・・

無断で自宅に上がり込む。

家の前に置いてある自転車を施設へ持って帰ってくる。

そんなことばかり・・(汗)

 

その都度謝罪に伺っていますが、「大丈夫ですよ」と理解を示して頂けていました。

しかし「本当にそうなのか?」

近所の地域住民が、施設に対し、入居者に対し、どのように思ってみえるのか気になるところです。

 

ところが、入社の決め手の一つとして、そのお宅の方の話が絡んでいたので、とても嬉しかったです。

 

人は褒められたり、認められると誰だって嬉しいものです。

それも直接より、間接的にその話が自分のところへ舞い込むとより嬉しさは倍増するものです。

更に、その話もも入社のきっかけとなったということであればさらに嬉しさはその倍となり、嬉しくありがたい思いでいっぱいです。

 

これは日頃の入居者の地域内での活動、職員からの積極的な地域住民への挨拶等々の賜物であると思います。

 

「認知症という状態になっても地域の中で普通に生きる事を支える」

近隣住民、地域住民との交流や相互理解・協力あっての「波の女」

今後も、「地域」を意識した生活支援に挑みたいものです。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

ー「誰かを認める」「誰かを褒める」事を効果的にするための法則ー

間接的に相手に伝わるよう、本人の周りの身近な人にその方の事を話していく。

よかったら試してみて下さい。

 

2015年04月10日 Category:スタッフ日誌