将来へ・・
現在の日本の総人口は、約1億2700万人
高齢者の数は、約3450万人(高齢化率27.1%)
要支援・要介護者数約630万人(高齢者数の約18%)
今25歳の方が歳を重ね、40年後の65歳になる時に、どんな状況になっているか・・
就職博で若い方々に話す中でそんな事をふと考えていました。
将来推計によると、総人口は9000万人を切り、
その中における高齢者の数は、3600万人(高齢化率40%)
その中の一人になっているという事です。
自分はかなり高い確率で死んでると思いますが。笑
世界の人口は100億超えに向かって増加し続ける中、
どんどん年老いていく日本の中で、老後を迎える時、どんな暮らしになっていくか想像する事は大切だと思うのです。
さらにそんな中、体や脳が壊れ、要介護状態に自分や連れ合いがなっていく可能性も十分にありますが、
そんな時代の介護ってどんな世界なのだろうか・・
体が壊れれば支え手が必要なのに、施設も職員も足りる訳がありません。
施設に入れるのはごくわずかな人のみ。
大半の人は自宅で不自由な思いをして、孤独死をする自分がいるかもしれませんね。
まぁ、介護関係の機械化が進むので、ロボットやセンサーが自分を管理してくれていると思いますが。
死ぬ前には機械が予兆を察知して、その時くらいは、担当者が駆けつけてくれると思います。
認知症になってしまったら、関わってくれる人が少ないという事で、
認識チップを体に埋め込まれ、GPSで管理されている事でしょう。
このままいけば、そんな老後、時代でしょう。
人として豊かな老後、人生を過ごせる可能性は結構低いと思います。
このままいけば。
だからこそ、今、僕等は介護の質を、介護の文化を確かなものにするために闘っているのです。
目の前の方々に対する介護の質は、将来、そして自分自身に繋がっていくのだと思います。
今の目の前の方の暮らし、人権、尊厳、を支える事ができなければ、将来はありません。
そのくらいの意気込みで、この業界を「今」から盛り上げていくのが
今を生きる僕等の大切な役割なのではないでしょうか。
この物があふれる多様な時代に翻弄されず、人を支えるという仕事を社会全体で考えていくタイミングだと思うのです。
人として生き、人として死ねるように・・・
もっともっと多くの色々な価値観を持った方々が、この業界に飛び込んできてほしいですね。
この国の将来
自分の将来
自分の大切な家族や子供たちの将来のために、
皆で介護に向かっていきたいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
就職博から戻り、施設のエレベーターに映った自分の姿に違和感が・・
ベストのボタンがかけ間違えている!!
誰か早い段階で教えて下さいよ~笑
あ~ 恥ずかしい。