後始末

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社会参加の機会を日常的に行っていると外でトイレを使用する場面が増えます。

その時に注意すべき事が多々あります。

今回はその中の1つに注目してみましょう。

 

それは「トイレの汚れ」です。

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(写真では分かりにくいですが、はみ出してびたびたです)

 

支援、介助が必要な方であれば横にいますので後始末まで含めて関われます。

利用者・入居者が汚してしまい、ご自身で後始末できないのであれば、当然職員が行います。

 

注意すべきは、「場所も分かり、排泄動作が自立している方」の場合です。

ついつい慣れの中で、「1人でできる」「戻ってくる」と思い込んでいると、排泄後のトイレの中のチェックを怠ってしまいがちになります。

 

確かに排泄でき、戻ってこれるでしょう。

しかし、トイレを綺麗な状態で出てこれているかは確認しないと分かりません。

日常的に使用している洋式トイレならまだしも、和式となると、結構危険です。

「しゃがむ」姿勢を維持しつつ排泄するのは、要介護の方ですと結構きついものです。 時々和式のトイレに出くわす事があります。

そうなると、当然はみだしてしまう可能性が高くなります。

 

そのまま職員が気づかなければ、次の人やお店の方が後処理をするでしょう。

その時に、「あの人だ」「あの施設の人だ」「認知症の人だ」になってしまうと、「見る目」に偏見やレッテルを貼られてしまう事にもなりかねません。

 

「人として生きる姿」を支えるためには、他者への関係や配慮も含めて、社会性を保つ必要があります。

 

トイレの後始末の支援も大切な仕事ですね。

「大丈夫」と思い込まず、確認確認を大切に。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2015年08月30日 Category:スタッフ日誌