心と体と環境と
Published by sato
天気が良かったある日、普段は背を向けて座っている窓側を活用してみました。
「カフェ クラブ・滝子」の登場です・・・という程ものではありませんが。笑
外の景色を眺め、心地よい風に吹かれながら紅茶を飲んでいらっしゃる小規模の入居者さん。
この方、自発的な動きがほとんどないので、立ったり、歩いたり、体を動かす機会を増やしたいところです。
でも動くには「目的」が必要ですよね。
体を動かすのは「目的」ではなく、目的を達成するための「手段」であります。
普段はトイレや入浴、買い物等の固定的な生活行為の中での動きが主ですが、もう一ひねり。
今ある環境の中で、普段とは異なる活用を考えてみるのも大切だと思うのです。
できれば、ご本人の気持ちを引く要素を絡めながら。
「あら、あんなところに鳥が・・」
「あの看板は?」
等々、立ち上がって話をされています。
施設内の環境は工夫してみると面白い要素があったりします。
心を動かす・そそる環境作りは、体を動かすための目的のひとつであります。
今後も様々な環境を活用しながら、心を動かし、体を動かす機会作れたらと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2015年05月18日 Category:スタッフ日誌