忘れる力
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記憶障害は非常に辛い状態と想像できます。
覚えられない・思い出せない事によるストレスや、生活上の不具合が起こります。
しかし、サポートしてくれる人がいると、時にはこんな事が起こります。
自宅暮らしの方ですが、お金の自己管理が難しく、生活費の一部を施設で預かっている方がみえます。
先日、財布の中が寂しくなってきて、ご本人悩んでみえました。
「どうしよう・・お金があらへん」
いつも、悩んでみえます。
こちらは予定通り、財布の中身の補充をすべくお金を渡したところ・・・
大喜び!
「こんなにいいのぉ!?」
自分のお金なので、特をしている訳ではありませんが、こんなに喜んでもらえるとこちらも嬉しくなるものです。
確かに、自分も思わぬ所から100円出てくるだけでも嬉しい思いをします。
「忘れる力」
それはマイナスばかりではありません。
特性を理解して、プラスになるアプローチが色々できるといいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2015年07月15日 Category:スタッフ日誌