感情

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人の脳の中の神経細胞の動きで、とても大切な働きをするネットワークがあります。

「ミラーニューロン」

図1

そもそもミラーニューロンとは、何なのでしょう?

鏡の神経細胞?ですかね。

1996年、イタリアのパルマ大学のジャコーモ・リッツォラッティ教授が率いる、研究グループによって発見されました。

 

「笑顔の相手を見ると自分も楽しくなる」

「怒っている相手を見ると自分もイライラする」

 

相手の感情や仕草を、鏡のように自分に映す(ミラー)神経の働き(ニューロン)があるのです。

これは、認知症の方々も当然といいますか、

残念ながら認知症が進行し、言葉でのコミュニケーションが難しくなってきている状態にある方が、

その効果が出るという研究結果があります。

 

非言語(表情、振る舞い、声など)が、相手との関係の中でとても大切なのですね。

 

これは介護職にとってとても大切な情報です。

もちろん、介護されているご家族にもです。

 

自分で自分のコントロールが難しくなり、常にストレスもかかっている認知症という状態にある方々に

接する私達が大切にすべき「非言語」

 

 

認知症について何も知らなければ、とんちんかんな言動に対し、

「またか!」

「もう嫌!」

「勘弁してよ!」

「あーーー!!!」

となりがちですが、

その時に、

「怒ってしまったり」

「イライラしたり」

「焦ってしまったり」

しては、混乱したり困っている相手を、

自分の負の感情(言語・非言語)で余計に良くない方向へ導いているようなもの。

 

笑顔には笑顔

涙には涙のち笑顔

怒りにも共感のち笑顔

失敗にも許容のち笑顔

悩みにも受容のち笑顔

 

相手にとって、有意義な環境要素である事が求められる介護職は、

自分の感情を意図的、かつ効果的に、困っている相手のために使いこなせる

「感情労働」

である事も理解している必要がありますよね。

その労働で給料もらい、飯食べていけているということなので、

役者になるといいますか、コントロールといいますか、

ちゃんとプラスの感情を使えるようにしないとですね。

 

「ま いっか」

「そりゃそうだよね」

 

何に対しても、笑いに切り替えていける介護職でありたいものです☆

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

感受性が強い?自分の脳の中のミラーニューロンシステムもちゃんと働いているようです。

仕事ではある程度コントロールしているつもりですが、

自宅の喜怒哀楽がはっきりしていて移ろいの多い嫁にはその分

翻弄される日々は続いています。笑汗

 

台風直撃の23日、誕生日を迎えます。嵐

誕生日は親と、周りの方々に感謝する日ですよね。

その方々がいて、この日を迎える事ができている訳ですから。

自分が「おめでとう」というよりかは、

周りの方々に「いままでありがとう☆」

 

次回のブログは25日の予定です。

 

 

 

 

2017年10月22日 Category:スタッフ日誌