慈しむ

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慈しむ

 

先日、入居者の部屋の中で写真の状態を目にしました。

 

猫が好きだと思われる入居者M様(昔たくさん飼っていた)

の部屋に、使っていない猫の置物を置いておいて、

どのような反応をされるか見ていたのですが、

くるめた布団の上に写真の状態なっていました。

 

このような状態になる経緯を見ていないのですが、

想像するに、「慈しむ心」がこうさせたのではないかと思います。

どうでしょうか?

 

認知症になろうと、他者を思ったり、気をつかったり、

慈しんだりする心はちゃんと残っているものです。

 

人と人の間で長い時間生きてきた人間として、

脳に不具合が起きようと、人の心はしっかり

残っているという事を忘れないように、気づけるように、

その方と関わり、生きることを応援していかねばと

改めて思った瞬間でした☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

2021年04月18日 Category:スタッフ日誌