日々変わって行く
2階スタッフの奥村です
暑さもようやく少し和らいできたでしょうか、日々の移り変わりの中、入居者様の状態も少しずつ変わって行きます。
高齢の方達ですので、年々年老いて体力は落ちていく一方、状態も年々悪くなって行く一方のように思われるかもしれませんが、そうとも限らないのが現場です。
去年は夏バテで少し弱ってしまわれた方も、今年は大きな変化なく無事暑さを乗り切れそうです。スタッフの技量も少しずつ上がってきているのが実感できます。
そんな中、今までプリン状の食べ物だけだった方が、ペースト状のカボチャなどのいわゆるミキサー食(ただまだ市販されている完全ペースト食ですが…)を食べる機会がようやく訪れました。
嚥下・口腔内の状態が、本人・スタッフ合わせたチームの取り組みもあり、少しずつではあるのですが、良くなってきたことや、それに合わせて本人の気持ちも非常に前向きに向かい始めた結果ともいえると思います。
この日、様子見もかねて居室にて食べて頂くことになったのですが、ご本人の部屋に向かう際の足取りが驚くほど軽く、杖をついているのにもかかわらず、競歩の如く速かったのでびっくりしました。
そして、久しぶりに食べる野菜の味に、あっという間にお皿一つ分を平らげてしまいました。
今まで我慢してきたことや、一生懸命に取り組まれていた姿を見てきただけに、思わず「ですよね~」と…
こういうご本人の気持ちを大事にし、少しでも美味しく食べられる工夫を以て支援して行きたいと改めて思いました。
まだまだチームとしての課題もあるし、この方の食事を元に戻していくという取り組みの中のまだまだ第一歩の段階であります。
ですので、本人を含めたチームとして何処まで元の食事に戻して行けるのか・近づけて行けるのか分かりませんが、頑張りたいですね。
Published by グループホーム2Fリーダー 奥村