日常生活自助具「眼鏡」
↑ケース付き老眼鏡 某100円ショップにて購入
私事ですが、今年より「老眼鏡」の使用を始めました☆
超近眼の私はコンタクトを常時付けていますが、
ここ数年で目のピンと合わせ機能が衰えてきていまして、
日常の行動や運転に支障はないのですが、
手元の字を見る事が難しくなってきていました。
先日コンタクトの新調の際に、眼科スタッフから、
「近くのものが見にくいのは歳のせいなので仕方ありません。
老眼鏡を使うのもいいかもしれませんね」と案内頂きました。
試しに眼科で老眼鏡をつけてみたらなんと!
手元の字がめちゃくちゃ良く見えるではないですか!!
ちょっと驚きでした☆
早速、帰りに110円で老眼鏡を購入して活用を始めました。
それまでは、近くのものを見るのに苦労してましたし、
どうしてもの場合はコンタクトをはずし、眼鏡に変えていました。
手間がかかりめんどくさかったです。
コンタクト+サングラス の活用はありましたが、
コンタクト+老眼鏡 の組み合わせは思いもよりませんでした。
という事で、楽だ便利だと数十分か1,2時間
使い続けていたら不具合発生!
コンタクトをつけている際のピンと合わせが
難しくなってしまいました。
補ってもらえるのはありがたいのですが、
基の能力が下がってしまってはずっと
頼りにしなくてはならなくなってしまいます。
誤用? 過用?
安易に飛びつくではなく、
基にある能力を奪わないように、
専門家に確認やちゃんと確認せねばですね。
ちょっと老眼鏡の使用を控えるか、
ピンポイント使用にしようかと思っています。
といったところで、あるフレーズを思い出しました。
「大逆転の痴呆ケア」和田行男著 中央法規出版
~本書より一部抜粋~
眼鏡は目を治すものではない。
視力を補い、支障をきたすことなく生活を営む
ことができるようにする道具である。
要介護状態になった人にとって、介護は障害
を治すものではない。
介護という「日常生活自助具」を使うことによ
って「普通の生活」により近い状態を目指す。
継続的に視力を測りながらその人に合った眼
鏡を用意し、できる限り日常生活を自分の力で
営めるようにする。
それが専門的な支援ではないか。
「眼鏡」「眼鏡役」
とても大切な事ですよね。
時に日常生活自助具を使いながら、
現場では日常自助具「役」になれるようにしていきたいですね。
基にある能力を落とさないように、
しっかりとした評価をしながらですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治