明日があるさ☆
「入浴」も大きな目的で、自宅から小規模多機能に通われる方がみえます。
その中には、「お風呂いいねぇ~」と喜ばれる方々もみえますが、
3,4名の通い利用の方々は、お風呂入りたくない方がみえます。
なんとか、かんとか、その気になるようなアプローチをさせて頂いていますが、
なかなかタイミング、段取り等の気遣いで、神経すり減らしていたりします。汗
まぁ、それも仕事のうちですよね。
その中で、入浴を真剣に嫌がられる方が1名みえます。
「なんでこんな明るいのに入らないかんのだ!」
「家で入るでいいわ!!(実際は入られません)」
言われることは、ごもっともですし、真剣に・・本当に真剣に怒られるので、
なかなか声かけ、段取りが難しかったりしています。
でも、ご本人さんの、人として地域生活を送ったり、衛生(失禁多い)面で、
ずっと、ご本人さんの意思(本意)に基づいて、
「じゃあ 入浴なしにしましょう」
と、毎日朝晩更衣のみでいいやという訳にはいきません。
僕らは、その方先を考え、その方の不利益にならぬよう・・
一般的な人の姿で生きることができるよう・・
等々の「本来はこうあるといいよね」「一般的にはこうだよね」
という(本位)の面にも配慮した、仕事をしなくてはなりません。
ですので、怒られようが、たたかれようが、ご本人さんのためにという大義の基、
尊厳や虐待や拘束等にひっかからぬよう、あの手この手でアプローチをし続ける日々であります。
入浴のアプローチは常勤も非常勤も皆でしているのですが、先日たまたま、
「いつ声かけ、アプローチしようか・・」
とタイミングをうかがっている職員さんの姿が目にとまりました。
脱衣室へ案内して、頑張ってアプローチされていたのですが・・
着替えのみしかできませんでした。
でもね、それはそれでいいんです☆
その日の業務終了時に、入浴に関する情報交換を事務所でしていたのですが、
まずは、怒りの感情をあらわにされるのをわかっていても果敢に挑んだ姿勢がGOOD!ですよね☆
素敵です。
怒りの言葉、思い、仕草を受け止めるという事は本当に難しい事です。
認知症という状態にあるのが分かっていても、難しい事だと思うのです。
でも、そこに仕事をしに挑んだのであれば、その姿勢は評価されます☆
たいしたものですよね☆☆
ここは小規模多機能ですので、「今日がダメなら明日がある」という側面があります。
明日、も一度通って頂き、も一度あの手この手で挑んでみればいいと思うのです。
(定員の関係があるので、必ず明日がある訳でない日も時々あるかもしれませんが)
ご本人さんのために、必要な事はなんでもやればいいと思うのです。
それを叶えやすくするための、小規模多機能という仕組みなのですから。
職員皆で代わる代わる挑み続けていきたいと思います~
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
まぁ、そのうち夕方からの銭湯に職員と一緒に行ってみますか!
ここ何年か、銭湯絡めのアプローチしていないなぁ~
うまくいくかな!?