明日へ進もう

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本日夕方、利用者が永眠した。

 

ターミナルに入り、丁度5ケ月がったった暑い夏の午後。

一つの命が消えた。

 

親しくしていた他利用者の見守る前、汗を流し続けた熱血スタッフの見守る前で静かに息を引き取った。

 

それはとても悲しく辛いいことではあるが、誰もが通る道。

 

しかし私達は命、人生を委ねられる職業人としていつまでもそこに留まっている事はできない。

しばしの間留まったら、次は今を、明日を生きる他の利用者のために力を注ぎ続ける事もしなければならない。

 

ぐっと、胸の奥にその方の姿や思いをしまい込んで明日へ進もう。

その方の命は私達へ引き継がれたのだから。

 

それを糧に目の前の方々のために尽力しよう。

 今を、明日を生きる利用者のために一生懸命関わろうではありませんか。

 

毎日毎日3、4時間、欠かすことなく交代交代で通院送迎、付き添いを行ったスタッフさん達。

本当にお疲れ様。

 

毎日毎日関わって頂いた病院の関係者さん、時間の許す限り協力して頂いたご家族。

本当に感謝致します。

 

そして今日まで懸命に生き抜き、命の大切さと、生きる事の大変さを教えて頂いたご本人。

ありがとうございました。

 

 

私達は最後のその時、後悔をしないためにも、今、一生懸命目の前の方々に関わろうではありませんか。

 そして今を、明日を生きる方々のためにも、その時、その瞬間、その日を大切にして行こう。

 

 

ご本人のご冥福をお祈りするとともに、声をかけ汗を流し続けた素敵なスタッフさん達に感謝します。そして繰り返し訪れ続ける明日に進もう。挑み続けよう。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2013年08月19日 Category:スタッフ日誌