時代の移ろい
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先日、行方不明の方を出してしまいました。
2時間を過ぎた頃、地域住民より連絡頂き、
無事に保護させて頂く事ができました。
皆さまにはご心配、迷惑をおかけして
誠に申し訳ございませんでした。
夕方の送迎途中の事で、車いすの方を自宅内へ
送り届けている間に自ら車を降り、
どこかへ行かれてしまったとの事。
発見の経緯は、本人が持っている手提げの中に入っている、
施設の連絡帳をみて、発見者の地域住民の方が
電話をしてくれたそうです。
施設からのお迎えまで一緒にいてくれて、
本当に感謝しかありません。
ちなみに地域住民とはいうものの、
施設周辺の方ではなく、馴染みのない
施設へのご協力でした。
行方不明の関係で、警察へも捜索依頼を
行ったのですが、親切丁寧迅速に対応して頂けました。
その現場へもパトカーが来てくれ、3名4名で」付近を
くまなく捜索してくれたり、「ドラレコのデータに
写っていませんか?」等々、捜索にとても前向きに動いて
頂けて心強かったです。
12、3年前だったでしょうか。
以前働いていた施設で行方不明が起こった時に警察署で
「ボケた年寄りは塀や鍵で出さないようにしてくれないと!」
とよく怒られたものです。
時代は間違いなく、認知症に寛容になって
きているのが不謹慎ではありますが、
ありがたく思えました。
再発防止でしっかりやりたいと思います。
滝子通一町目福祉施設 施設長 井 真治
2021年12月07日 Category:スタッフ日誌