ここ一週間のあれ☆これ
【豊かな食事支援】
2階の入居者の皆様方は達者な方が多いので、皆が寄ると、その場の話がおかしな方向へ行きがちである。
特に食事の場面では、せっかくの御飯がまずくなるような事になることもある。
「なんにもやらないくせに・・」「そんな食べ方して・・」「ちょっとあなたね~」等々
そこで職員が出動せねば仕事ができていないことになる。
豊かな食事の場面作りも大切な役割です。
その日の食事の場面で、食事やその他の記録に注意がいっていたので職員佐藤さんにアドバイス。
カレンダーを見て近日中の「○○の日って何ですか?」とか、新聞の中から話題を探したり、目の前の食材について等々探せば入居者さんの気を引くことができる話題はいくらでもころがっています。
頑張ってました。話が盛り上がる盛り上がる☆ 上手いもんですよ。
佐藤さん曰く、「そういえばそういう意識を忘れてました」と。
それ以降、豊かな食事の雰囲気作りに挑んでいる姿をよく見かけます。
話題に夢中になりすぎて、薬の配役を間違えてしまうほど(笑)おいおい。
頑張りましょう。
【帳簿をつける】
日本ではお金を稼ぎ、お金を使い生きる社会。
自立してからず~~~っとお金と関わりながら生きてきた人生。
要介護状態になった途端、認知症になったとたんお金から切り離されることもしばしば。
でもお金をさわる事は大切な生活の中の行為です。
毎日の午前・午後の買い物時に財布を渡し、お金を計算し触ることも当然ですが、一日の帳簿をつけることも職員の支援があればできたりします。
職員の仕事だと決めつけなくても、一緒に行うことは大切な機会だと思うのですが。
今度はそろばんを使って計算もしてもらいましょう☆
【選挙は国民・市民の権利】
21日は名古屋市の市長選挙でした。
投票用紙が届いている方に声をかけると「行く」という方が何名かみえました。
ということで投票所へ。
投票所の中に入ると途中から付き添いのスタッフもついて行けない場面がありますが、そこは大丈夫。
中の担当の方々が手厚くフォローをして頂けるので遠巻きから見ているだけで無事投票終了。
認知症の方々なので誕生日の確認時に違った日を伝えてしまうことがありましたが、そこはスタッフが伝えればOKでした。
「投票できて良かったですね」との声かけに思わず涙を流す入居者の姿もありました。
国民・市民としての権利ですからね。有権者の清き一票は大切です。
聞いちゃいけないのでしょうが「誰に投票したのですか?」に対する答えとして「わからん」と期待通りの返答。笑
でも大切な社会参加の機会です。
【雁道100円商店街に「介護相談」出店】
波の女は100円商店街が開催される時に、施設御用達の栄市場内に介護相談ブースを設置しています。
6、7時間そこに詰めて、「介護や認知症のことなんでも相談にのります」と案内を出しているのですが、当然我が施設の入居者・利用者さんが買い物で店内で買い物をする時に気がつく訳です。
19日も出店していたのですが、「あれまぁ どこかで見たことがあると思ったら何してるの?」と声がかかる。
あれこれ話していると、最後に「いつか介護が必要になったら相談します」と認知症で要介護で施設入居者の方がおっしゃられる。笑
「介護を受けている」と感じさせない主体的な暮らしの証でしょう。
これはなかなか大切な事です。 いい仕事をしている結果ではないでしょうか。
【盗撮上映会】
21日はたまたま事務所にプロジェクターとスクリーンが置いてあった。
「たまにはいいか」ということで、私が必要に応じて盗撮?撮影している写真の一部を見てもらおうかとセッティング。
すると、入居者同士が声をかけ合い、全員が集まってくる。
そこで暮らしの様子の上映会の始まりです。
「あれまぁ 私が写っている」「変な顔して嫌だよぉ~」「ほら、あなたが写ってるわよ」「恥ずかしい~」等々皆が盛り上がる。
「いったいいつ撮ってるの?」との質問に「仕事の記録で必要なんですよ」と。
「もっといい顔で撮ってよね」 ごもっともです。
「記念写真」ではなく「生活の一部の自然な姿」なのですが、「そこがいいんだよ」と言って頂きました。
これからも励みますね☆
【平成25年度 第1回運営推進会議】
24日に波の女御用達の喫茶店「ジェネレーション」で運営会議を開催しました。
今回の参加者の構成は「大学教授」「地域包括支援センター」「医師・看護師」「訪問看護ステーション」「喫茶店マスター」「グループホーム入居者の家族」「小規模多機能型居宅介護利用者の家族」「施設スタッフ」で開催しました。
内容はグループホームの24年度の入退去の状況、介護事故の総括、スタッフ出入りの状況、避難訓練の報告、外部評価結果等を報告し助言・アドバイスを頂いたり、小規模多機能型居宅介護利用者の支援変更点に対するアドバイスやジャッジ、その他地域との関係性や見取りに関すること、医療との連携に関する事等、なかなか内容の濃い話し合いができました。
今後も波の女の運営を推進するための素敵な仲間・サポーターとして、一緒に協力していきましょう。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治