波の女「サポーター」来設

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当施設には色々なサポーターが存在しています。

今回はサポーターのST(言語聴覚士)の牧野日和先生(超一流)にお越し頂いた時の様子をお伝え致します。

嚥下の悪いご利用者の状態把握と改善アプローチのご指導の場面です。

 

私達が?私が?嚥下の悪い方へのアプローチをする際には素人レベルなことがまだまだ多いのですが、その道のプロは違うなぁ~と牧野さんのアプローチを見ていて感じました。

 

嚥下体操、食前にお茶、トロミをつけるとか、姿勢を整えるくらいのアプローチかと思いますが、牧野さんは、食物や飲み物の飲み込みの状態、歯のかみ合わせ状態、咀嚼途中での口の中の咀嚼物の状態確認、唾液の量、食道の開き、姿勢、机と椅子のバランス、BMI計測から今後のカロリー摂取プラン、食材の工夫、食べる時間の目安、介助の方法等々と、その方の既往歴や現状の身体状況に合わせたファーストステップのプログラムをささっと考案してくれました。

まずは体重測定。その方のカロリー摂取や体力作りからね。

「いいベンツがあっても、ガソリンがなければ走らないからね~」「今回は体力作りも大切ですが、浮腫の改善の方からいきますか」

 

今回は、スタッフの力量や体制に配慮して頂けた第一段階ですので、もっともっと深く広い視点でアセスメントされていて、もっともっと様々なアプローチ方法を描かれているのは間違いありません。

 

さすがプロ!!

 

波の女には牧野さんみたいな一流の専門職のサポーターがまだまだ多く存在していますので、個々の課題に応じていつでも相談し、それに対してアドバイスや指導をして下さるのでとても心強い限りです。

現場のスタッフのスキルアップも必要ですが、やはりその道の専門職がいて、専門的な視点で指導頂けるありがたさを痛切に感じました。

「はい、お茶を少し飲み込んでみて。」

 

 

2012年06月20日 Category:スタッフ日誌