内(家)の顔と外の顔

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また、夏が戻ってきた名古屋です。

暑い~(汗)

 

さて、利用者の中に、トイレ誘導がなかなか難しい方がみえます。

自覚症状がない方で、パットの中に大量に排尿があっても気づかれません。

1000ccくらい排尿を吸収している「ずっしりパット」でも、

「そんな事はない」と言われます。

 

日中3,4回はトイレ誘導させて頂くのですが、

「用はない!」「出ない!」「行かなくていい!」と怒られ、

なかなかトイレに行けない、パットを代える事ができなかったりします。

 

誘導の難易度が高い方なので、何かヒントはないか?と考えてみました。

結果、家の中と外では態度が全然違う事に着目し、

トイレ誘導できなかった場合、家の中と同じような環境の、

クラブ滝子の宿泊室の中でパット代えだけでもさせて頂けるのでは?

という事で、実践したら、比較的スムーズにいったので、

スタッフにも伝えたところ・・

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成功しました~☆

トイレといった特殊な環境に、

他者を入れたくないという思いもあるのでしょうね。

 

あと、誰にもある「外の顔」と「家の顔」の特性を理解して、

気を張っている外の顔での環境の基での関わりが難しいのであれば、

家(内)の顔で関われる環境の基で、関わってみるのもありだと思います。

そんな二面性の理解と活用も意識していけたらと思います。

 

「トイレに行く」「排尿する」という流れのつくり方や、

排泄介助しやすい環境を工夫していきたいと思います。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2018年08月22日 Category:スタッフ日誌