生活支援」の仕事

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毎朝訪問して、着替え、布団のシーツ替え、ゴミ捨て、服薬の支援をして、

近所の喫茶店へ送りだしをしている方がみえます。

 

最近になって、喫茶店へ送りだしをしたスタッフ何名かから、

「喫茶店のママに嫌な顔された」

「向こうの(近所)喫茶店へ行ったら」

「本人に聞こえるように、○○だよ等話され、申し訳ない」

等々の話があがってきました。

 

本人さんとしては、朝ご飯代わりのモーニングを頂く機会、

住み慣れた地域の中での社会生活

顔見知りとの交流

自宅への帰り道の認識維持

等々、自宅で過ごし続けるために、いきつけの喫茶店の活用を進めたいところですが、

喫茶店に介護事業並の支援をお願いする訳にもいかないので、

お店側が「お断り」となると、地域資源が一つ減ってしまう事になってしまいます。

 

それはとても寂しい・・・

というより、自宅、地域生活を応援する事業所としては、

いきつけの場所や店を使い続けるための調整も「仕事のうち」ですよね。

 

という事で、喫茶店の中で何が起こっているのか、

どんな困りごとが起こっているのかを聞きに行ってきました。

 

店内に入ると・・

「ちょうどAさんの対策を話してたところよ」

という事で、情報交換できました。

 

時々、機嫌が悪くなり、コーヒーカップを振り回し「割ったろか!!」

となったり、

モーニング時間より3時間滞在し、コーヒーを何杯もおかわりする

食べたにも関わらず「食べとらん!」と言われる

という事が起こっている事が分かりました。

 

でも、「大丈夫よ」とママ。

「お皿はすぐにさげないようにして、皿を見てもらいながらこれ食べたよと言ってみるわ」

等々、対応を工夫して受け入れをしようとしてくれていました。

 

まぁいろいろあるし、いろいろ起こるとは思いますが、

地域の資源・・といいますか、「応援する側の仲間」として、

お店を使わせて頂く際に、

「いつもありがとうございます!」

「何か困った事があったらすぐに連絡下さいね」

「本当に助かってます」

と、明るく元気に「感謝」の念を伝え続ける事が大切なんだと思います。

本当にありがたい事ですね。

 

それを皆でアプローチするのも、「生活支援」につながる大切な仕事と認識しながら、

今後もAさんが、少しでも長く生活の継続をできるように応援し続けていきたいと思います。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

 

2018年01月16日 Category:スタッフ日誌