眠れない夜

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「あなたを待ってるよ。一緒に寝るか・・」

 

女性スタッフが夜勤の時に言われていました。

宿泊する部屋の扉の前に立ち、

いつ女性スタッフが来てくれるのか気になって

明けたり閉めたり、ソワソワ。

 

最初は廊下やリビングの照明は付いているし、

TVの音声も聞こえていたりと、夜の雰囲気の環境設定が

できていなかったので、見当がズレたり判断を間違えて、

寝るスイッチが入りにくいのかと思い、

一旦、フロア内を消灯し静かな夜の環境設定を行ったところ、

しばらくして、床に入られ休まれました。

 

これで一件落着とはいきませんでした。

夜間帯のケアの一つにトイレ誘導やパット交換といった、

排泄のケアが必要な方がみえます。

この方も排泄ケアが必要な方ですので、当然アプローチするのですが、

そのタイミングで再びスイッチが入ってしまいます。

 

今度は夜間環境設定だけではだめな様子。

トイレ誘導した女性スタッフを探す、待つ行動がしばらく続きました。

最終的には寝る事ができたのですが、

担当スタッフは「寝る時間減ってしまい申し訳ない」と言われました。

確かにそのような考え方もあります。

「不眠」「夜間徘徊」「昼夜逆転」「見当識障害」「性的異常行動」

という方もあるかもしれません。

しかし違う視点もあるかと思います。

 

気になる女性がいて、

夜も一つ屋根の下にいて、

その女性が自分に関わってくれる。

 

こんなドキドキソワソワする、

悩ましい夜を過ごせるなんて!!

うらやましい☆

 人として、男として

 

朝方少し寝坊してもらう事で、

睡眠時間確保はよしとしましょう。

もちろん毎回こうならないように工夫はしていきますが。

 

人として、男として、

時に寝れない夜も「あり」だと思いますし、

「普通の事」として捉える先で、

もう一歩適正なアプローチを探していくのはいかがでしょうか。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

2024年04月01日 Category:スタッフ日誌