睡眠環境(前篇)

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昨日のグループホームの会議で「夜間頻尿で睡眠不足」という課題があがりました。

 

夜間頻尿には原因があり、夜間多尿や機能的膀胱容量の減少、そして睡眠障害などがあります。

年をとり、心臓や腎臓の働きが低下すると、夜間に尿量が多くなるそうです。

そして眠りが浅く、ちょっとしたことで目を覚ましてしまいがちです。

本人も「トイレに行きたくて起きるのか」「目が覚めるからトイレに行くのか」どちらか分からなくなっているかも知れません。

本人も周りも、なかなか辛い状況ですね。

 

身体の機能的な事や障害面は主治医との連携が大切です。

日頃の状態を伝え、薬等の調整が必要となります。

 

それ以外では「睡眠環境」を考える事が現場では大切です。

「生活習慣の改善」「入眠環境」「睡眠環境」をどう整えるかですね。

 

現場で意見が出たのは、「昼間の活動量を上げよう」でした。

基本中の基本ですね。

昼間する事なくウトウト。

それで夜の睡眠が少なくなるのはごもっともです。

活動量を上げるための声かけ方法も含め、皆で共有・アプローチが必要です。

 

生活習慣の改善として、起床・就寝時間・食事の時間をある程度整える事が大切です。

不規則ですと、体の方がいつ排尿すればよいのか混乱してしまいがちです。

ですので不規則にならないようにする事に加え、活動のある生活習慣を確保する事。

「自分が生きる・暮らす上での必要な事を、自分でできるように」が、介護では基本だと思うのです。

まずはそんな生活リズムの見直しを行えたらいいですね。

 

長くなりそうなので、「後編」へ。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

寝る前のひと時・・

コーヒーを飲まれようとしています。

寝れる方は寝れるかも知れませんが・・・・

自分は寝れなくなってしまいます(笑)

 

2015年04月26日 Category:スタッフ日誌