続 いきつけ
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本日、昨年の10月12日にアップさせて頂いたブログと、同じ支援の場面に立ち会いました。
「いきつけ」の遠い理容店に行くといった場面です。
半年ぶりの支援でした。(その間は別のスタッフが行っていたと思います)
そのお店は地下街にあるので、長い階段を降りなければなりません。
その段数は31段。
本日も手すりにつかまりながら、ゆっくりゆっくり降ります。
と、途中でバランスが悪くなり、一回階段に座り休憩。
そして下まで降りられました。
前回は下まで休憩なしで降りられていました。
これは、前回とのコンディションの違いも多少はあるとは思いますが、機能低下も関係してしると思います。
機能低下したのか、させたのか・・・
半年の間のI氏の暮らしぶりはどうだたのでしょうか?
私達はちゃんと仕事ができていたのでしょうか?
確実に「そのとき」に向かって、人生の階段を降りていらっしゃるのだと感じました。
もちろん全ての入居者・利用者がそこに向かっているのです。
自分もそうです。
80年、90年生きてきた、想像すらできない「お一人お一人の、長い長い人生」
その最終ステージに関わらせて頂いている私達の仕事。
今日という一日。
明日の一日。
貴重な貴重な時間を共に過ごし、有する能力に応じて関わる私達の仕事。
最後のその時に、きっと私達は振り返るのでしょう。
これでよかったのか・・
私達でよかったのか・・
何かできなかったのか・・
そう遠くない将来、旅立つ瞬間に後悔のないように、挑み続けなければならないと感じた瞬間でした。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2014年04月09日 Category:スタッフ日誌