繋ぐ
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入浴介助あとの風呂場、洗い場は基本濡れています。
床がすべらないように、石鹸の泡を流したりはよくしますが、
床の乾燥まではなかなかできないままに、次の方の利用に至ることが多いのが現状です。
しかし、次に「誰が利用するか」によっては、このひと手間が大事だったりします。
この日、この後に入る予定の方は、女性だったのですが、
大腿骨骨折後、痛みと立ち上がりの不安から、後ろにのけぞってしまい、
立位が不安定な方の入浴でした。
同性介助希望の方ですので、介助するのも女性のスタッフなのですが、
重心が後ろにいってしまい、ふんばりがきかない方を風呂場で
立ち上がり介助するのは、滑るリスクが高くなります。
そうなると床のコンディションが大切になるので、
しっかり乾かすとか、何かの滑り止めアイテムを利用する必要性が出てきます。
という事で、次の入浴者と職員のために、しっかりと床の水分を飛ばして、
仕事のバトンタッチをしました。
こうした「繋ぎ」のひと手間が、僕らの仕事ではとても大切だったりします。
「次の利用者や職員のために何をすべきか」
こんな仕事の繋ぎ方で、仕事の質を向上させていけたらいいなぁと思っています☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2018年05月19日 Category:スタッフ日誌