自分
世紀の勝負が、昨日ありましたね。
世間でも結構な関心ごとといいますか、注目されていたようで、街の中にあるTVにも皆さん見入っていました。
僕ら介護の世界は、あまり「勝ち負け」といった表現や場面はあまりない業界だと思います。
確かに経営的には「勝ち組」「負け組」はあるでしょう。
でも現場では、「生活」を応援する仕事なだけに、あまり勝ち負けにこだわって仕事をしている訳ではないと思います。
そんな業界ですが、「勝ち」はあまり意識しなくても、「負け」はあると思いますし、意識していかなければならないと思うのです。
何に「負け」が起こるかと考えますと・・
「自分」にですね。。。
だと思うのですが、いかがでしょう?
自分たち(職員)は、色々な面で「力」を持っている事が多いと思います。
それは自分たち都合で、対象の要介護状態にある方々をリードしてしまう事がしやすい環境にあります。
自分たちのペースで
自分たちのやりやすいように
自分たちの都合で
自分たちの考えで
自分たちのやり方で
自分たちの思いで
自分たちの・・・
自分たちの・・
という事になっても、文句を言える方が少なかったり、その事を覚えている事がしにくかったり・・
そうなるとどこまでいっても、要介護状態にある方々の暮らしを良くも悪くもするのは、
私たちの思い、力量に左右される要素が多いと思うのです。
つまり、自分を自制できるか・・
そこに「負け」が存在する業界だと思うのです。
自分にマケルな・・
誰かがいてもいなくても・・
みていてもいなくても・・
変わらず、自分に正直にいられるか。
一環した変わらない対応ができるか。
誰かが「おや?」という事をしていても、
流されない自分
「おかしい」と言える自分がいるか・・
色々な面で人間性・自分力が試され、
自分を律する事が問われる仕事だと思うのです。
ずるをしない
嘘をつかない
楽ばかりを追い求めない
自分で勝手にしない
自分の都合ですすめない
「人」と「人」との正しい関係の中で
自分に負けないようにしなくてはと思います。
これは、僕自身にも当てはまりますし、
誰にでも当てはまる事です。
自分に負けないようにしたいものですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「マケ」とは違うニュアンスですが、
「ナマケテ」しまう自分もいます。
そこも、自制ですね~(汗)