街の宝物①

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本日は出勤前に施設建設地の近所の喫茶店でモーニング。

サボリのようであり、仕事?の一環だったりする。

昔からある地域の大切な社会資源。

お年寄りにとって日常の暮らしの中で抜群の存在感。

地域を知るには、名古屋では間違いなく喫茶店。

 

もうそこはお年寄りのパラダイス。

そして地域情報が集まる場所。

もちろん施設の「噂」も自然と飛び交う場所。恐ろしい・・笑

お元気な方、独居の方、もちろん初期の認知症の方まで様々通われている模様。

利用定員?約20名だがコンパクトな空間がとてもいい。

そこに居合わせる人が皆顔見知りになり、地域のネットワークの一つがここで形成されている。

いきつけの喫茶店のママはこれまた素晴らしい!!

歩行不安定な方のサポートは当たり前、巻き爪の方のカットから、

敗れた靴下を見かねて、自分の靴下を履いて頂いたり、

短期記憶障害の適切な対応、孤独な独居の方を半日店内で見守ったり、

近所の通所サービス利用者の見送りにまででることも。

栄養面も考えたサラダ付。毎日仕入れる新鮮な卵のおいしいこと。

介護サービスだけではまかなえきれない地域のニーズに答える場所と対応する人間力。

介護専門職顔負けです。情報力、判断力、対応力、あたたかさ。。。

こりゃ単なる喫茶店の経営という訳ではない。

地域のお年寄りにとっては欠かせない生活の一部。

そりゃ歩行不安定な方が押し車で30分かけて一歩一歩ゆくりと通ってくるのも納得。

 

そんな地域高齢者ネットワークに仲間入りできたのはとても嬉しい。

「あらお久しぶり」「今日は寒いわねぇ」「またお会いしましょうね」・・

何か懐かしく、あたたかくなるこの空間と人間関係。

地域の中のステキな場所。

街中の古びれた喫茶店。

 

これからも地域の中にあり、地域を見守っていくことでしょう。

そんなお店を見つけて、仲間に入れてもらっていくのも

私たち専門職には必要ではないでしょうか。

皆さんもステキな地域の一員を目指しませんか。

施設利用のお年寄りと共に、その扉をたたいてみて下さい。。。

2012年01月18日 Category:スタッフ日誌