視点
以前、研修会の途中でよく使ったネタの一つです。
「何に見えますか?」
「何かのブロック?」
「インベーダー?」
「OKマーク?」
「いえいえ よーく見て下さい」
「何か分からないのであれば、解答は最期にお伝えしますので先にお進み下さい(笑)」
私達は要介護、認知症の方々と関わる仕事です。
この方々、その人なりの性格や、脳の壊れ方、ストレスの溜まり方、障害や病気の状態によって様々な
「目立つ言動」
「とんちんかんな言動」
をされることがあります。
そしてそれに振り回されるのが私達介護職の仕事です。
振り回されないように利用者の特性を押さえ込むのは仕事ではありません。
でも私達職員や家族や関係する人々も皆人間です。
振り回さ方にもよりますが、それなりにストレスがたまるものです。
たまってくると悪循環が始まることもあります。
もっとその方の「目立つところ」ばかり目についていきがちです。
この絵に「何」が書かれているのか、分からないのと同じようなものかもしれません。
そんな時はちょっと
「視点を変える」
「見方を変える」
ことができるといいですね。
この絵の中のは「文字」が書かれています。
「アルファベット」です。
「4文字です」
「灰色の文字ではないですよ(笑)」
「灰色の横・・青い文字で4文字」
「あ! 分かった!!」
ここまでくるとだいぶ分かる方が増えると思います。
分かった方は「視点」「見方」を変えれたのです。
そう。そこに隠れていたのは「人生」「命」です。
目立つところばかり目がいき、振り回され、
その奥に隠れている
「大切なもの」
「本質的なもの」
が見えないともったいないと思うのです。
私達、介護職の仕事は「人」「命」「人生」と関わり応援する仕事です。
目立つことばかりに目がいき、疲れ果て、ストレスをためる前に
視点を変え、その方なりの、
「素敵なところ」
「ユニークなところ」
「弱そうなところ」
「いいところ」
「できること」
「つらそうなとこ」
が見えてくるといいですね。
その先に
「生きてるんだ」
「暮らしてるんだ」
「人なんだ」
と視点を変え、見方を変えれたとすれば
また一歩人間的成長ができた自分がいるのだと思うのです。
「視点」「見方」を変えれる自分つくり進めてみませんか?
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
え!
まだ分からない方がいらっしゃる!?(笑)
「人生」「命」すなわち「LIFE」ですよ。
手で灰色のブロックの上下の青い部分を覆ってください。
「青い文字で L I F E 」です。
「あ!!」
今大切なものが見えたあなたも素敵です(笑)