認知症、高齢者の15%「462万人」に

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65歳以上の高齢者のうち認知症の人は推計15%で、2012年時点で462万人にのぼることが、厚生労働省研究班の調査でわかりました。 軽度認知障害(MCI)と呼ばれる「予備群」も約400万人いることも初めてわかりました。

これは恐ろしい数字です。



 調査は、09~12年度、専門医などがいて診断環境が整っている8市町で選んだ高齢者5386人分の調査データを使い、国立社会保障・人口問題研究所による高齢者人口(12年)に有病率を当てはめて推計したものであります。



 1985年に行われた前回の全国調査は、本人と家族への聞き取りデータだけ使っていたそうですが、今回は画像診断も併用して国際基準に従って専門医が診断したとのことです。

 

と6月1日の朝日おデジタル新聞のニュースで報じられました。

とても「深刻」な問題である。

 

高齢者の数が増える割合よりも、発症率が高いということはどういうことなのか?

伝染病でもあるまいし、発症の割合が増え続けるということは、「環境因子」の影響による要素が大きいのではないかと想像します。

 

「核家族化、バラバラ家族化で人間関係が薄くなる」「便利な世の中で体を動かす機会が減る」「食事に偏りが多く、肥満やバランスが悪くなる」「文明の進歩が早く対応しきれない(脳がついていけない)」等々

 

弊社の理念である「自分のことは自分で」「互いに助け合って」「社会とつながって」というスタイルを維持すれば発症率は減るような気がするのですが・・・どうでしょうか?

家族や地域との人間関係を大切にしながら、社会の中で役割(伝承や創造)を担いながら生きていけばいいのかも知れませんね。

真剣に国民全体で考える時だと思います。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

2013年06月08日 Category:スタッフ日誌