諦めない

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7月より、小規模多機能クラブ・滝子に登録された

新規利用者がみえます。

 

入浴、通院付き添い、いざという時に

フォローしたり泊まったり等の非常時の

受け入れもできるといいよねという目的で

利用開始となったのですが、20日現在、

通いサービス利用なし。

病院や買物付添なし。

 

そうなっている現状は、ご本人が環境の変化に

不安を抱いている事があります。

もちろんうつ状態や認知症という状態による

影響も当然あるでしょう。

 

以前のケアマネやサービス事業所もかなり苦戦している中で、

努力と工夫により、サービス提供していました。

それでも時々難しい時もあるし、先々考えると、

包括的に支援できるクラブへ移行しておいた方が

という事でクラブ登録へ変わったところです。

 

 しかし実情は、先の報告の通り・・・

 

「利用したくない」

「調子悪い」

等の理由で、訪問しても出てもらえず、

電話してもあまりつながらず、

出て頂いても、「結構です」的な返事ばかり。

 

さて、どうしたものか・・

 

「やってみましたがサービス変更は難しいです」

「元の利用状況へ戻しましょう」

ギブアップするのは簡単で妥当なのかもしれません。

 

でもここは「波の女」

 

元々関わっていたチームの見立てで、

「クラブ利用にするのが本人のため」

というプロの見解あっての今回の運びですので、

簡単にギブアップする訳にはいきません。

 

専門職としてのプロ根性と、本人にとって必要な

応援をしていくために、臨機応変に対応しやすい、

包括的サポートを利用してもらうために、

努力と工夫、継続、あきらめない精神で

挑んでいる最中です。

 

うつ状態もあるので、ご本人さんのその時々の

気持ちにも配慮しながら、アプローチを続けています。

 

毎日

毎日

何回か

電話したり

訪問してみたり

 

少しづつ少しづつ

関係性を構築しています。

 

2週間超えたあたりで、

家に入れて頂き、今後の事に

ついて確認したり、身の上話をしたりできる

ようになってきました。

次の受診付添の段取りも進めています。

 

以前のケアマネ、訪問介護事業所、訪問看護事業所

訪問診療、行政、福祉用具貸与事業者、各関係機関

とも密な情報交換や協力を頂きながら、少しでも

前に進むよう連絡調整も進めています。

 

 一歩ずつ

でもとても小幅で

時々下がったり

戻ったりしてしまいながら

 

そそれでも、

諦めず挑み続けていきたいと思います。

困難なケースにぶちあたった時にこそ

「波の女」の役割が発揮されるように

困っている方の力になれるように。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

*私事ですがバタバタしておりUPが遅れていてすみません。

次のUPは26日頃になる予定です。

よろしくお願い致します。

 

 

 

 

2019年07月20日 Category:スタッフ日誌