身体能力>脳力 の苦悩
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滝子のグループホームの入居者さんの中に
とても体の動きがいい方がみえます☆
自分の布団は自分で干されます
自分の部屋ばかりでなく、
他者の部屋の掃除や共有スペースの掃除も
きっちりこなします。
もちろん洗濯処理だって
外出も楽々☆
なんならジョギングだってできちゃいます。
これだけ動ける身体能力をお持ちの方ですが、
認知症という状態にあります。
短期記憶障害は顕著で、
1,2分前の事も忘れてしまう。
思い出せない。。。
どうしたらいいのか分からない。
そんな事は結構あります。
動けるけど、忘れてしまうし、
どうしたらいいのか分からなくなる。。。
なんだってできちゃうし、うごけちゃうのに、
その行動の意味や目的が分からない。
そんな不安な言動は日々聞かれるところです。
そんな、行動できるけど不安だらけの方の
サポートも結構難しいものです。
いかに
行動の意味を分かりやすくするか
行動の完結に対しフォローできるか
わかりやすく伝えれるか
わかりやすい伝え方はどんなか
理解納得されるまで、同じ回答をとことん返せるか
動く機会を確保して機能低下を防げるか
が大切なのではと関わらせて頂いています。
一瞬で移動されてしまいますし、
活動範囲は広いので、
外に行かれ、行方不明なんて事もあり得ますので、
「ここにいる意味」と「ここでの役割」を
しっかり作り出していけるようにしていきたいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2022年03月28日 Category:スタッフ日誌