近所の助け合い

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昨日、滝子通一丁目福祉施設に駆け込みがありました。

「おばあちゃんが転んでケガをしてるからみてあげて」と、よくホームの前を通る方が助けを求めて来られたのです。

 

近所のご自宅に伺うと顔面や腕に擦り傷や出血が・・・

家の方はどこかへ出かけられているようです。

救急車を呼ぶことを考えましたが、ケガの状況を把握し、不明瞭ながらも話される内容から事情を察し、応急手当を行い近所の病院へ行って頂くことにしました。少しするとご主人も戻られ、後を託すことができました。

 

近所の方々から頼られることは、ありがたいことです。

 

私達、地域密着の事業所は、地域の方々に何ができるのか・・何をしていくべきなのか・・

厚生労働省「認知症施策検討プロジェクトチーム」において、平成24年6月18日(月)に「今後の認知症施策の方向性について」が公表され、「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が策定されています。

 

この中に、「地域での生活を支える介護サービスの構築」ということで、「グループホームの事業所が、その知識・経験・人材等を生かして、在宅で生活する認知症の人やその家族への相談や支援を行うことを推進する」とあります。

 

この施策の通りの活動を目指すというよりは、お互いの助け合いという視点では当たり前のようにも思える今回の出来事。

転倒のおばあちゃんを発見、ホームに声をかけて頂いた近所の方は、「迷惑かけました」とえらい恐縮されていました。

あたたかい方です。このような方が近所にいることは心強いことです。

 

人として、近隣住民として、普段の挨拶から始まって、何かあったら声を掛け合い、助け合える関係を進めていきたいものです。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

2013年06月18日 Category:スタッフ日誌