関心と協力
先日、区内で開催された「高齢者の生活課題住民報告会」に参加してきました。
調査対象者は454人。
サロンの参加者や要支援・要介護の方々にアンケートを実施したとのこと。
「日常生活の困り(心配)ごと」
上位第3位は「災害」
2位は「健康」
4人に1人答えた1位の項目は・・・・
「電球の取り換え」でした。
だからこんなサービスがあるんですね。↓↓
3位、2位のざっくりとした大きなものに比べ、なんと現実的なことか(笑)
やはり人は目の前の現実の中で生きているのですね。
「台の上に乗るのが怖い・できない」
「手が上にあげにくい」
「替え方が分からない(よくやる男性の方が早く死ぬから?)」
当等いろいろな理由があると思います。
ここの分析で大切なのは、電球が切れた現実や、換えれない理由はいろいろあると思いますが、換えれない背景に大きな問題があるようにも思います。
できない事を代行・・「気軽に頼める近所の方や友人が少ない」のではないでしょうか。
なんでもお金で解決するサービスがあるのも良し悪しかもしれません・・
「ちょっと上がってって」
「みてくれんかね」
「換えてくれんかね」
「助けてくれんかね」
そんな一言を言えない、言いにくい環境にある方が多いのかもしれません。
電球一つ換えるのができない・頼めない・困ってしまう高齢者が多くいる・・・
何のための文明か?
何のための科学の発展か?
やはり、「互いに助け合う」という人が生きる基本の一つを、しっかり作っておかなければならないのだと思います。
そのためにも近所づきあいを大切にしたいものです。
友人・知人も大切にしなければなりません。
最期は「人と人との繋がり」がものを言う時代なのかも知れませんね。
「困った時はお互い様」そんな環境を作っていきたいものですね。
ちょくちょく互いに出入りしやすいように「切れにくいLED電球」よりも「切れやすい普通の電球」の方が高齢者にはいいような気がしますが・・・(笑)
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
事務所でパソコンを触っていたら皆寄ってきました(笑)
人に関心を持てるって素敵ですね☆