雁道二丁目福祉施設(仮) 建築レポート 1
以前にご案内したきり、進捗状況のご報告が出来ていなかった株式会社波の女の2番目の施設、「雁道二丁目福祉施設(仮)」ですが、現在着々と建築が進み、6月中には完成の予定となりました。
そこで、これまでの歩みを私、加藤がざっと(ほんとにざっと)ご報告させていただきます!
平成28年2月2日 地鎮祭を執り行い着工。(写真がなくてごめんなさい)
滝子通一丁目福祉施設での4年の活動の中から、もっとこの地域で活動させていただける拠点を作りたい、職員の仕事の幅を広げられる場を創りたい、と新しい施設開設の構想を描き始め、土地探しから始めてここまでに約1年半の月日がかかりました。
その間に私は妊娠・出産・・・ あっと言う間のような長かったような時間の経過の中で、建物の構想はどんどんスリム化(夢もあるけど予算もありますのでネ)され、面積的なゆとりやパッと見の派手さはないものの、ここを利用して下さるであろう未来の利用者さんたちにとってきっと!居心地のよい空間になる!という建築プランができあがりました。
今回私たちのやりたいことにご理解をいただき、建築を請け負って下さったパートナーは岐阜県中津川市加子母に本拠地を置く株式会社中島工務店さんです!
山に木を植え育てる所から、木の家づくりをされている会社、土木工事関係、地元食材の販売等幅広く活躍されています http://kinoie.in/
平成28年2月25日
基礎の工事が始まってます。コンクリートが流し込まれました。
雁道の商店街に近いのですが、ここは一本中に入った住宅地です。
東南角地で日当たりも良好。
なので、南側(写真で言うと左の道路に添った面が南)にデイルームを作ります。
ちなみに、施設の概要は小規模型の通所介護事業所と居宅介護支援事業所です。
通りに面した所には大きな窓を配置し、東南角に作る居宅介護支援事業所にも掃出し窓をつけます。
道を行きかう方と利用者さんや職員が声を交わしやすいように、町の方も気軽に入ってきやすい雰囲気を、と願っています。
平成28年3月1日 加子母での材料検査
中島工務店での建物作りでは、工程の1つに「材料検査」ということが行われます。
これから建築する建物に使う木材が全て、現場に持って行ける状態に加工されているのを施主が確認するのです(注:私は施主ではありません。施主さんは別にいらっしゃいまして、この検査にもいかれています。私は運営側の者として同行させていただきました)
ひろーい材料置き場の一角に「雁道二丁目福祉施設(仮)新築工事」と書かれたコーナーが・・・
手前に見えている「通し柱」「化粧柱」。
まだ白い檜です。
建物が建って、利用者さんや職員がそこで過ごし、年月の経過とともにどんどん色が変わっていくのが楽しみです
、、、とここまできてお伝えしていなかったことに気が付きましたが、今回の施設は「木造」なんです!
滝子通一丁目福祉施設は鉄筋コンクリートのがっちりした3階建なのですが、雁道二丁目福祉施設は木の香り漂う平屋です。
ここにある木たちがこれからどんな風に組みあがっていくのか棟上げが待ち遠しい~
材料置き場には他の物件の材料も置いてあったのですが、その中にすごーく歴史を感じさせる(要はめちゃくちゃ古く見える)木材がありまして、眺めていたら中島工務店の中島社長さんが「それは岐阜城の〇〇〇(←重要文化財らしい建造物)の修復のだわ~」と教えて下さいました。
修復するにあたって元の材料を活かすために取り置きしてあったものみたいです。
中島工務店さんは寺社仏閣も手掛けており、日本の古い建築物の修復にも携わっておられる木のエキスパートです。
さあ、材料は名古屋に運ばれるのを待つだけになりました!
次回のレポートではこの棟上げ式の模様をお伝えしまーす!
ビラ、4000枚を近隣に配布しました。
いつもお世話になっているお店にもビラを置かせて頂きました。
最近、こういう行事少なくなりましたね。
私が子供の頃は、よくありました。
「たくさん拾ってくるんだよ!」と私に気合を入れる祖母に連れられ、近所のお嫁入りの日の菓子撒きや上棟式での菓子撒き(五円玉とかも飛んでました(>_<))。
町のおばちゃん情報網(年配の女性って言わなきゃダメ?)で拡散されるから、時にとんでもない数の人が集まって、大人子供関係ない戦いが繰り広げられる・・・
とても懐かしい思い出です。
3/28、たくさんの方が集まってくださいますよーに。
株式会社波の女 代表取締役社長 加藤千恵