Before → After (後編)

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前回の続きです。。

 

Beforeの写真だけでは分かりにくいと思うのですが、色々着目するポイントがありました。

まずは、ご本人と一緒に居室内で立ったり、座ったり、横になったり、歩いたりの動作チェックを行いました。

そこから見えてきたのは・・・

 

・居室出入り口とベッドの間の動線が直線でない(ジグザグしてしまう)

・手押し車を操作したり、置くスペースが狭い(方向転換の際にバランスを崩しやすい)

・ナースコールの線の長さが、枕元までだとギリギリでひっかける可能性がある

・ベッドの高さが高い(座ると足がしっかり設置していない)

・敷布団のへりに段差ができており、ずり落ちしやすい↓↓(写真参照)

一見分かりにくいですが・・・

めくるとこの通り。ベッドとマットレスのサイズが合ってないみたいですね。。。

などなど、色々なリスクを発見することができました。

 

そこで、まずは「動線をシンプル」にすることと、「手押し車の取り回しを楽に」すること、「今まで起き上がっていた方向を変えない」をポイントに配置替え結構!

 

という訳で【After】↓↓

【Before】↓↓

という配置変更を行いました。ほぼ同じ撮影ポイントからですが、結構変わりましたよね!?

 

もちろんこの後、ご本人さんが環境の変化をどのように認知されるのか?動作はどうなのか?等々を見せて頂き一旦は終了です。

これの変更の目的やリスク等をチーム内で共有し、特にその日の夜勤者にはしっかりと伝え、気をつけてもらいました。

環境が変わった直後やその夜間は、その変化が一時的にリスクを高くする可能性がありますからね。

 

その他に今回の変更は、起き上がってから出口へのアプローチはストレートでOKでも、戻ってきてベッドに座るときに180度方向転換することがあるので、そこもご本人の普段の動きを皆でチェックし、リスクが高いのでれば再度工夫の必要性があると考えています。

敷布団のズレも一応修正。

あと、座面の高さも少し低くしたのですが、まだまだ高目なので、マットレス変更の必要性はあります。

などなどを、チェックし、考え、変更し、ご本人にとってよりよい環境作りを進めていきます。

それも専門職の仕事の一部ですからね。

 

おまけ↓↓。

本日、なばなの里 イルミネーションツアーに行きました。

そのうちスタッフブログで上がるかもしれませんので、少しだけ。

とても綺麗で皆さん感動されていました。

「幸せだわ」と嬉しい言葉も。

今時風?の20代前半のおネェちゃんが、入居者さんの姿を見て「寒いでしょ?使い捨てカイロ使って!」と声をかけてくれたり、いろんなところで場所開けてくださったり、話しかけてくれたりと、嬉しいこと続きでした。

ありがたい。ありがたい。

 

 Published by 井

 

2012年12月19日 Category:スタッフ日誌