未熟だらけ

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Published by  和田行男

 

開設して8カ月を越えました。

あとわずかで年が変われば2年目に入ります。

この時期まで大過なく推移すると、自分たちの能力で順調にきているかのような錯覚にとらわれる時期です。

この時期必要なことは誰もが「未熟を知る」ことです。

思考の未熟、支援策の未熟、経営の未熟、組織の未熟、役職者の未熟、個々人の未熟、チームの未熟などなど。

あらゆる面でそれぞれの位置にいる者が「未熟をしっかり意識して知ること」が大事な時期ですが、ともすると「何となくできている」ことを「できている」と勘違いしたり、「わかっているつもりになっている」ことを「わかっている」と思い込みがちです。

大過なくこられたことに感謝し、それを実力でつかみとったなんて勘違いすることなく、努力し尽力していくことが大切です。

浮かれていたらどんでん返しがきます。

 

未熟が

ブログ記事として出てくるようになることを願っています。

 

配慮

 

この頃になると“クリスマス”だとか“初詣”などと職員が騒ぎます。

日本人は大らかなのかどうか、教会でアーメンをして結婚式をあげ、神社に初詣に出かけて柏手を打ったりしますから不明瞭になりがちですが、利用者・入居者の中には厳格に我が宗教を信心されている方がいるやもしれません。

ある宗派の方々は神社の鳥居は絶対にくぐらないと聞きました。

そうしたことも念頭においてあれこれ取り組めるようになる「配慮力」が僕らの仕事の中では欠かせません。

同じように認知症に対する「配慮」も必要不可欠です。

時期的に特別な場所に出かける機会が多いことでしょうが、○○に遊びに行った過去の出来事を今の時点から振り返って利用者・入居者に「○○はどうでしたか」なんて具体的に聞くと混乱のもとになったりします。

認知症のことを理解していない理解しようとしない職員さんは配慮なく平気で聞いたりしますが、それは相手のことを思って聞くのではなく「自分がそのことを知りたい」くらいの話で、自分の思いの実現行動でしかないことに気づけていなかったりします。これもまた未熟の現れです。

僕の言う「配慮」は「心」ではなく「プロとしての策」なのです。

お金を受け取るという事と「プロ」は別物ですからね。

プロをプロ集団を目指していきましょう。

 

追伸

次回は12月5日に投稿することをお約束しておきながら24日になってしまいましたこと、お詫び申し上げます。

すっかりスケジュールから抜け落ちていました。

2012年12月24日 Category:和田行男の「波の女」とともに